INTERVIEWEE
ライフリンクス株式会社
取締役 井上 命和 さん（42）
15歳から現場を経験
今年7月8日に事務所をオープン。内装、外装、リフォーム、外構まで、家のことなら何でも頼めるライフリンクスは、井上さんが8年間、個人事業主として展開。安定的に軌道に乗ったことで、妻の奈津美さんを代表に据え、株式化した。簡単な取り替えや修繕から、大規模リフォームまで、暮らしの悩みを解決するための最善のプランを提案してくれる。「困ったなと思った時、業者が思い浮かばない方が多いようです。家でも店舗でも、なんでも声をかけてください。生活のこととお客様をリンクさせていきます」。
井上さんの現場歴は長く、親戚の営む塗装会社に入ったのが15歳。「塗装会社といっても、工務店のような現場作業を一通り経験し、実地で技術を身につけてきました。このまま時代の流れに乗っていこうと独立を決めました。一時、くも膜下で入院したので、今は万が一を考えて現場には出ていませんが、チームに対して仕入れや作業の専門的な指示も細かく伝えています」。42歳にして、この道25年超のスペシャリストだ。
性格に裏表なし
独立当初は「こぢんまりとやろうかな」と思っていた井上さん。依頼を断らず、仕事をきっちりしていたら、これといった営業をしなくても、たくさんの仕事と出会いに恵まれたという。何か特徴や特技が？と尋ねると、「たぶん性格に裏表がないから。仕事でもお酒を飲んでても変わらない。嘘がないところでしょうか？ 敢えて言えば」と謙遜気味。提案内容や施工品質の高さ、価格調整力あり、というのは〝当たり前〟ということだった。
熱い中にも笑いあり
自他ともに認める酒豪だが、7歳と4歳の息子が成人して一緒に飲むのを楽しみに、少しだけセーブしているそう。意外にも早寝早起きで、次男と一緒に午後8時半には布団に入り、早朝3時半から4時に起床。1時間後には事務所に来てパソコンの電源を入れるのが日課。各地を飛び回り、車の走行距離は直近10ヶ月で11万㎞にもなった。
小2から中3まで続けた野球は今も月1ペースで参加。ゴルフもベストスコア82の腕前。「中学生の頃から近所の稲刈り後でクラブを振って、ガラス割って怒られたわ」というから、仕事もスポーツも10代からの積み重ねかもしれない。福山商工会青年部に所属し、今秋はロータリークラブの活動に加わる。
そんな多忙な中でも、近くラーメン屋を出そうと計画中。「飲んだ後も〆の一杯が食べられる、居心地のいい場所にしたい」と考える。
同社が施行中の家に掛かる懸垂幕【魂 職人の手によりメイクアップ中】の文字は、顔の化粧と同じで美しい仕上げのためには、下地からきっちりやっているという主張でもあると同時に、「熱い中にも笑いあり」という井上さんの性格をよく表している。
INTERVIEWEE DATA
ライフリンクス株式会社
福山市神辺町道上692-1
TEL:0120-222-916
