INTERVIEW No.891
野外っ子LABO(ラボ)
代表 枝広 祐也 さん(33)
サバイバルや防災キャンプ
福山と尾道を活動拠点に、小・中学生が海、山、川で冒険や挑戦といった体験活動ができる場を提供する「野外っ子LABO」を運営しています。 夏は海遊び、魚釣り、船釣り、シュノーケリング、サップを楽しみ尽くす海キャンプ。春・秋はサバイハルキャンプや防災キャンプを多数実施。火おこしや薪割り、秘密基地作り、資材・食材調達、ナイフ作り等、学校では習わないような、チャレンジするプログラムも準備し、自分もスタッフも全力でサポートしています。日帰りキャンプや女子キャンプも人気です。いずれも子どもたちに「たくましく生きる力」を身につけて欲しい。それが私の願いです。
自分に“厚み”を求めて
新涯小学校に通っていた頃から誠之館高校時代まで、サッカーに夢中でした。愛媛大学教育学部スポーツ健康科学科に進学してからは、高校教諭を目指していましたが、「世の中を知らない、人生に厚みのないままで生徒に何を伝えられるだろう」との思いから、春夏はヒッチハイクで全国巡り。愛媛FCに指導者側で3年半関わり、ジュニアチームの育成にもあたりました。
「バックパッカーをするぞ!」と決意したのが23歳。人生においてお金と時間と体力、全部が揃うことはない、今だ!と思い、年に5日ほど休んだだけで働き詰めで資金を集め、24歳で30ケ国を巡る旅に出ました。北インドの文化やボリビアのウユニ塩湖、6千m級の山々が今も鮮明に蘇ってきます。
25歳、26歳は特別支援学校の教員をしました。ですが、人を教えるには経験や厚みがまだまだ足りない…。翌年からニュージーランドへワーキングホリデー。戻ってからは、宮崎や北海道でライフセーバーやアクティビティのインストラクター、さらには、建設作業員としても働きました。30歳、31歳と松江市の「くにびき自然学校」でアウトドアやキャンプの経験を積み、小児救急の国際資格も取得しています。
2024年夏、福山葦陽高校の非常勤講師をしながら「野外っ子LABO」を立ち上げました。32歳でした。手応えを得て昨年、専業でのスタートを決意して今に到ります。
課外活動や挑戦の場に
1年半で約1千人の子どもたちが来てくれ、リピーターも増えました。人気のプログラムは申込み開始から5分で予約終了となってしまうこともあります。また、企業のアウトドアプログラム開発や、研修を指導する依頼もあり、大きなニーズを感じているところです。
とはいえ、地元福山でもまだ知名度が低く、まずは多くの方に知ってもらうことに取り組みます。そして近いうちに法人化し、冬のプログラム提供、学校教育の課外活動にも加わって…と目標が止まりません。将来的には、野外っ子LABOの基地を持ちたいですね。ビーチやキャンプ場などを管理しながら、子どもたちの挑戦を応援していけたら最高です。
■ PROFILE
1992年福山市出身。誠之館高校から愛媛大学に進み、愛媛FCスクールコーチ、高校保健体育教諭、特別支援学校教諭を経て現職。30ケ国を巡ったバックパッカー。
■ SHOP DATA
野外っ子LABO(ラボ)
Instagram:@yagaicco_labo ※連絡はDMやLINEから
公式LINE:「野外っ子ラボ」で検索

