福山城築城400年を記念して、昨年1月に始まった「福山城400年博」のフィナーレとして9日、時代行列と、とんどの練り歩きが行われた。
福山とんど4基の後を、福山にゆかりのある城主や先人たち90人を当時の衣装で再現した時代行列が続き、さらにその後を4基のとんどが練り歩いた。
水野勝成に扮した福山市出身の声優、福山潤さんは、中央公園で勝どきをあげた後、山車に乗り来場者に手を振りながらスタート。
隣には水野家20当主の水野勝之さんの姿があった。
阿部正弘を阿部家17代当主の阿部正紘さん。
宮本武蔵にはロックバンドTHE BACK HORNの岡峰光舟さんが扮した。
福山にゆかりの先人には、武将だけでなく、菅茶山や、箏の葛原勾当、宮城道雄、詩人の木下夕爾をはじめとする文化芸術家、備後絣の富田久三郎や下駄産業の丸山茂助といった地場産業に貢献した人に扮した姿もあった。
手城、深津、旭、久松台学区のとんどが行列全体を先導した。
時代行列の後を、東学区の鶴亀とんど、懸鯛(かけだい)、その後をデザインコンテストによる福山城型のとんどと、福山のいいものをいっぱい詰め込んだとんどが練った。
公募で参加した末光憲司さん(御幸町61歳)・伸崇さん(33歳)親子は、2人とも築城400年記念日の8月28日が誕生日。奉行に扮した憲司さんは「お互いの位置は離れていたが親子の記念にもなり、大満足」。旗持ちを務めた伸崇さんも「一生に一度あるかないかのことに、親子で参加でき、良い時間を過ごせた」と喜んだ。
先人の名を書いたプラカードを持った東小6年の額賀香乃さん、赤木遥花さん、平岡美洋さんは「福山にゆかりのある人の名前を持つという、大事な役目を任され嬉しかった。良い経験になった」と話していた。
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