遊園地で大規模地震想定 進化する救助現場

ドローン活用、誘導や初期消火も民間と連携

広島県内唯一の遊園地「みろくの里」(福山市藤江町)で18日、営業中に大規模地震が発生、火災も想定した訓練が行われた。

みろくの里スタッフ、福山市消防局職員、広島県ドローン協会が合同で約50人が参加し、対応策や連携を強化した。

先月、大阪府枚方市の遊園地で発生した、アトラクションで取り残されて低体温症になった事案もふまえて、大型遊具からの救助訓練も行なった。

現場指揮本部が立ち、高所へ取り残された要救助者へ隊員が向かうのと同時進行でドローンが離陸。
「消防ドローン高度15」。「(広島県ドローン)協会ドローン高度30」などの衝突を避ける連携の中、高所の現場映像を本部に送り、迅速な指示につなげた。

地上約25m地点、ジェットコースターでの救助訓練。現場指揮本部では、消防と広島県ドローン協会のドローンから送られる映像も見ながら、隊長=中央が指示を出した。
また高度100mから一帯をプログラム撮影、画像処理で現場の最新地図も作成した。

広島県ドローン協会の佐藤和博理事は「概ね成功したが、まだまだ災害現場において利用できる可能性がある。また、仮にコードが1本足りなくても役に立たない。要請があって一式を準備したのでは間に合わないし不備も生じるかもしれない。非常用セットの配備や協会独自訓練も考えたい」と具体的な取り組みを示した。

みろくの里スタッフは通報や消防車誘導から関わり、消火器による消火も訓練した。
みろくの里の江内谷孝吉総支配人は「安心安全に楽しんでもらうため、短時間で避難させるなど日頃から想定して業務に携わりたい」と語った。

隊長として現場指揮にあたった西消防署の三好浩正署長は「みろくの里の施設職員との連携もでき、高所での救助はドローンで目視しながら指示が出せた点で意義が大きい」と、これまでになかった訓練をおこなった成果に触れ、「安心安全を守っていく」と語った。

トロッコview

休園日を利用し、人気のない遊園地にサイレンが鳴り響き、「本部はここに設置!」と厳しい声が飛び、スタートした訓練。すでに現場には、何人もの負傷者を想定して消防隊員がうずくまり、あるいは倒れている。「早く助けてくれ!』と助けを呼ぶ声もある。物々しい、張り詰めた空気の中、消防隊員やドローン協会メンバーがきびきびと行動していた。

遊園地ではドローンを使った訓練は初めてだったという。消防とドローン協会、それぞれのパイロットがお互いの高度やなんの画像を地上に送るのか、随時掛け合いのように伝え合いながら事故なく無駄なく連携していた。愚問とは思ったが、「訓練のために予行演習のような事前練習があったのですか?』と聞かずにはいられないほど。「実際の現場での混乱はこんなものじゃない。お客さんも入っているし、ここでできなかったら実際には到底できない。訓練を重ねれば至らないことがまだまだ見えてくるはず」と決して緩めない姿勢が印象的だった。

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