公民館長さん、学区のお宝を2つ教えてください!【蔵王公民館】

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蔵王公民館/髙村 幹次館長

1つ目の宝は、県の文化財「蔵王のはね踊り」です

蔵王のはね踊りは、勝成公が雨乞いの儀式や五穀豊穣の祭り「虫送り」を奨励したことに端を発し、氏子らが蔵王八幡神社に奉納してきた郷土芸能です。1973年に保存会が誕生、2005年に広島県の無形文化財に指定され、学区の宝となりました。福山文化連盟加入後は、町外で披露する機会も増えています。

蔵王小学校の児童たちが授業の中で学ぶようになって久しく、毎年秋の例大祭では小学生も揃いの浴衣を着て大人に混じり、鉦(かね)や諫鼓(かんこ/小太鼓)、大胴(おおどう/大太鼓)を打ち鳴らして踊っています。

今年は総代が、木と和紙で作った50個の灯篭を参道の石段に並べたことで、前夜祭はとても幻想的な雰囲気になりました。来年は、子どもたちに灯篭に絵を描いてもらい、さらに賑やかにしていきたいです。

2つ目の宝は、役者がそろった…!?「ふれあい文化祭」です

毎年11月3日の文化の日に開催する我が学区のふれあい文化祭で、今年42回目にして、まちづくり推進委員会の役員が役者デビューを果たしました。

演目は『田舎芝居・令和の「コミカル忠治」』。国定忠治番外編として作った、完全オリジナルストーリーです。芝居経験がある佐藤吉伸さんが脚本と演出を担当し、主役の忠治を熱演。はね踊り保存会の有志も含め、メンバー11人が出演しました。

ドローンやスマホ、ペイペイなど、令和ならではのテクノロジーが登場する20分間の喜劇で、私も黒頭巾を被って物語を解説する黒子役を務めました。

文化祭は、学区民の趣味の作品が並ぶ展示の年と、カラオケやステージなど芸能発表する年とが交互になっています。一昨年の芸能発表の年、私を含めた役員の反省会で「もっと活気づけようや!」と意見が出て一念発起。9月から稽古を重ねてきました。10月には幟30本を新調して学区内に立て、皆さんに来場を呼びかけました。

その甲斐あって祭りは大成功。劇ではおひねりまでいただきました。この経験を糧に、今後も我々が率先して新しいことにチャレンジし、皆さんのまちづくりに参加する意欲を高めていきたいです。

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