想青学園新校舎落成式 T-BOLAN森友嵐士さんと歌う

校歌作詞作曲を手がけた森友さんとともに

福山市沼隈町草深で1月12日、福山市立の小中一貫校、想青(そうせい)学園新校舎の落成式が行われた。
式典には、この学園の校歌「無限のヒカリ」を作詞・作曲したミュージシャンの森友嵐士さん(TーBOLANボーカリスト)が駆けつけ、一緒に校歌を斉唱し、出発を祝った。

想青学園は、5つの小学校と2つの中学校を再編し、全市域から入学編入できる義務教育学校として昨年4月に開校したばかりの、若い学校。
5つの小学校は、内浦小・内海小・千年小・常石小・能登原小。2つの中学校は内海中と千年中。
4月に開校して1学期と2学期は、千年小、千年中の校舎を学園の校舎として、児童と生徒は分かれて学んでいた。10日にスタートした3学期から、隣接して建てられた新校舎に移ったところ。児童生徒589人が同じ校舎で学びはじめ、文字通り小中一貫をスタートした。
この新しい校舎は3階建てで、「いつでもどこでも学びの場となる学校」をコンセプトに、各階の中央あたりに開放的な資料室、メディアスペース(言語、人文社会、数学、理科、音楽、アートクラフト)が配置されているのが特徴。もともとの体育館とは別に、2階に多目的に使える体育館が設けられている。

落成式式典は、この新しい体育館を会場に、市教育委員会や工事関係者も含めて約700人が出席して挙行。テープカットで始まリ、森友嵐士さんも壇上でエールを送った。

歌詞には、夢と希望と愛とワクワクにあふれた場所 とか どんなに大きな樹もはじまりはひとつの種つながる僕たちの心は無限の力を持つ、など印象的なフレーズが続いており、「57歳までいきてきて大事だな大切にしてほしいとみんなに伝えたい願いを歌に込めた」と話していた。

また、マザー=テレサの言葉を例に、「どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ1つのことに愛をこめてやれたかが大事」との言葉も贈った。

校歌斉唱では1番は森友さんが、2番は児童生徒が担当。曲が終わると「最高だよ。ありがとう。おめでとう」とやや控えめのライブさながらに森友さんが声をかけると、直後にくす玉が開き、拍手と歓声で満たされた。

福山市全体として

福山市では、小中一貫教育の推進と学校規模・学校配置の適正化を進める目的で、2015年に学校再編計画を策定、着手した。

鞆小中がいっしょになった鞆の浦学園、今津小と東村小で遺芳ヶ丘小学校、服部小と駅家東小で駅家北小学校、常金と新市中央中で新市中央中学校。どれも記憶に新しいところです。そして今年春、山野小、広瀬小、加茂小が加茂小に。山野中、広瀬中、加茂中が加茂中になり、ここまでが一連の計画になっている。

トロッコview

今回、作詞作曲した森友さんが、児童生徒と一緒に歌うのははじめてで、児童のほうは会うのもはじめてだったそうです。考えてみると、校歌を作詞作曲者と一緒に歌う経験なんて、そうない。会うこともまずない。芸能人ならずとも伝統があればあるほど校歌の作者は生まれた年代すら重ならない。いつか子どもたちが、すごく貴重な体験だったなと振り返る日があるかもしれませんね。
学区再編は、広島県では福山市の西隣、尾道市にある市立百島小学校、中学校が併設になったのが平成12年で初めて。北西隣、府中市で府中学園が平成20年にスタートしているので、福山市が一連の再編計画を立てた平成27年というのは決して早すぎるほうではないといえるかもしれません。
かくいう私も、生まれる数年前に町内の小中学校が再編でなくなってしまったので、一番近い公立小学校は乗り合いバスで、公立中学校は電車で、どちらも市から定期券をもらって通った経験があります。デメリットも体験していると思います。再編後年数が経っていたせいか特徴やメリットに関しては当たり前になっていて、ただただ学校が遠い、という印象だけあったように思います。
これから整備がされる部分、学校もあるかと思いますが、メリットが末長く感じられる設備や校舎にしてもらって、ハード面だけでなく、その特徴を児童生徒が理解して使いこなしてさらに使い倒せるよう、先生方も先輩後輩もしっかり伝えて続けて欲しいですね。ここで学んでよかったなーにつながればと願っています。

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