【ジョイ・ジョイ・ワークかりん/伊藤 由美子】ー 作業療法士として関わる ー 仕事と生活を調和させながら

INTERVIEWEE
障がい福祉サービス事業所 ジョイ・ジョイ・ワークかりん
作業療法士 伊藤 由美子さん(38)

「パンマルシェ キュイ・キュイ」に配属

手作りの惣菜パン、種類豊富な菓子パン等が優しい味でリーズナブルと評判の「パンマルシェ キュイ・キュイ曙店」。イートインコーナーでの90分食べ放題にもファンが多い。この店は、社会福祉法人アンダンテが運営する就労継続支援B型のジョイ・ジョイ・ワークかりんに併設されており、伊藤さんは、ここに配属されて3年目になる。作業療法士の資格を持ち、責任者として管理しながらパン製造、袋詰め、接客、配送など手の足りないところに回るオールマイティな存在。「ここで働く利用者さんが、社会に出るための指導という役割もあり、将来を考えて声をかけています」と心を配る。

店の売れ筋は、カスタードとホイップクリームの両方を入れたこだわりのクリームパン、カリカリカレーパンをはさんだBLTサンド。伊藤さんが好きなのはシンプルなイギリス食パン「特にトーストするとサクッとした食感になり、好き」とか。毎月の新作にもスタッフのアイデアで工夫を凝らす。

作業療法士として病院勤務の後に

福山生まれ福山育ち。高校の進路選択時に、親のすすめもあり作業療法士になろうと決めた。地元病院の奨学生(作業療法士の資格を取得して5年勤務することが給付条件)に採用され、専門学校卒業と同時に予定していた病院へ就職した。「高校生のうちに、就職先も決まってしまいましたが、お金の心配をせず学ぶことができ勤務年数の約束も果たしました」。

しかしその間、広い世界への憧れはふくらみ続けていった。5年を待って退職すると、東京での一人暮らし、車中泊しながらの日本一周、海外数ヶ国を巡るバックパッカーと、次々に夢を現実にした。「2年ほど経った頃、満たされた!と思えたので、また地元に帰って働くことにしました」。今度は自分の意思で勤務先を選び、2018年、33歳のときに縁あってアンダンテに就職。決め手は人間関係の良さという。「訪問時に案内してくれた先輩や雰囲気がすごく良くて。入社後も新人のフォローアップがしっかりしていて、人間関係がいいんです。友人にも、今の職場、めっちゃいいんだけど!と自慢しているほどです」と笑顔をみせる。

仕事と生活を調和させて

今年度の伊藤さんの目標は、介護福祉士とサービス管理責任者の資格を取得すること。「現場で、利用者さんとより深い関わりができるようになり、仕事の幅が広がるから」と力を入れる。「そのため最近、休日は勉強ばっかりしているかも」と思案顔だが、合格できたら自分へのご褒美に旅行したいと計画中で、楽しみにしている。「ワークライフバランスを大切にしている職場です。仕事以外の時間も大切にし、しっかりリフレッシュしてお迎えします」と励んでいる。

INTERVIEWEE DATA
障がい福祉サービス事業所 ジョイ・ジョイ・ワークかりん
福山市曙町3丁目14-25
TEL:084-983-3531

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