【井原市役所 未来創造部定住観光課/山本 展弘】ーいばら観光と、いばらぐらし発信ー 遊んで良し、住んでも良し

INTERVIEWEE
井原市役所 未来創造部定住観光課
(いばらしやくしょ みらいそうぞうぶ ていじゅうかんこうか)
定住推進係 山本 展弘 さん(30)

井原市主催、アプリで婚活

 「井原に遊びに来てもらって、井原に住んでもらえるように積極的に発信しています」と話すのは、この4月に井原市に新設された定住観光課に配属された山本さん。それまでは、いばらぐらし推進課で移住・定住を専門にしていた。この新しい課が今、力を入れているのが婚活事業。もともと10年以上前から市単独あるいは近隣市町と取り組んでいたことだが、12月には新たな試みとして、専用アプリを使った婚活バスツアーを実施する。「お相手のプロフィールを自分のスマホで確認し、カップル発表も画面上で行うので、今の世代にぴったりだと思います」。
 山本さん自身も婚活イベントに参加した経験があるという。「20対20のイベントの後、参加した男女のグループで飲みに行きました。婚活って重いイメージがあったのですが、友だちから始めるきっかけ作りになりました」。その後、スタッフ側に配属され、今は結婚しているので参加者にはなれないが「楽しかったですよ。1回参加したらイメージが変わりました」と勧める。

体験型は自然に距離が縮まる

 12月8日開催の「パン作りクッキング婚活ツアー」は、これまで企画してきた中でも山本さんのイチオシ。「体験型は特に人気があるんです。一緒に目的を持って作りながら話すことで、距離も自然に縮まるようです」。行き先は、三原市の八天堂カフェリエ。専用の部屋を貸し切っているので、一般客を気にすることなく、ランチ&クッキングを楽しめる。費用も3千円と驚くほど格安。「婚活でなく、ふつうのツアーなら参加できるのに」と嘆く既婚者もいるほどとか。

井原を楽しむ、井原で暮らす

 婚活イベントは午後4時で解散。「そこから美星町へドライブして、澄み切った夜空と星を眺めるなんてどうですか? もちろん、クリスマス用に取っておいても」。ふだんも、星の郷青空市でジェラートを食べたり、デニムショップを巡ったり、星空間オートキャンプ場でBBQをしたり…井原市出身・在住の山本さんは、色々なコースやイベントを次々に教えてくれた。
 また、井原市は満18歳までの子ども医療費の無料化をはじめ子育て支援策が手厚い。住宅に関しては市が宅地分譲も手掛ける上に、「井原市史上最大の建て時!」とすすめるほど補助が充実しているそうだ。街
なかから山あいまでメリハリもあり、「ここは、環境が整った子育てにも田舎暮らしをするにも、ぴったりの市です。私も子どもができたら、制度を利用しながら家族でオンオフのメリハリを付けながら、楽しんで暮らしたいです」と快活に語っている。

INTERVIEWEE DATA
井原市役所 未来創造部定住観光課
(いばらしやくしょ みらいそうぞうぶ ていじゅうかんこうか)
岡山県井原市七日市町10 地場産業振興センター2階
TEL:0866-62-9521

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