【メディカルホワイトニング HAKU(ハク)福山店/枝廣 慶樹】ー 川口町の住職が乗り出す ー あったらいい!を事業として形に

INTERVIEWEE
メディカルホワイトニング HAKU(ハク)福山店
代表 枝廣 慶樹 さん (38)

崇興寺十三代住職の個人事業

 医療ホワイトニングが24時間セルフでリーズナブルにできるー。全国で急速に支持を広げる「メディカルホワイトニングHAKU」が昨年11月、中四国初として福山に上陸した。
 福山店の開業者は、東川口町にある崇興寺、十三代住職の枝廣慶樹(法名:釋慶樹)さん。同寺の長男として生まれ、寺を継ぐことが当然という「圧の中で育った」。小学6年で実父である十二代住職が亡くなり、慶樹さんが龍谷大学を卒業するまでは前住職の祖父と母とでつないで守った。「就職をしたこともなく、卒業と同時に住職となって15年。今更のように、学びながら自己成長したいという思いがフツフツと湧きまして。何よりホワイトニングは自分があったらいいと思う、地域にないものでした。雇用もなくミニマムな個人事業です」。門徒の理解や応援も受けて事業に乗り出したという。

医療ホワイトニングが24時間いつでも

 HAKU福山店は、白で統一されたゆったり20畳の個室を、まるごと独り占めで貸し切ってセルフホワイトニングができるシステム。キッズスペースもあり、子ども連れでも気軽に入室できる。初回に医師によるオンライン診療を受けておけば、2回目からは部屋が空いてさえいれば24時間365日いつでも予約して利用できる。
 医療ホワイトニングは、過酸化水素水を用いた医療用ジェルで、エナメル質の下の象牙質をブリーチング(漂白)できるのが特徴。ステイン(色素沈着)を落とす美容ホワイトニングとは一線を画すのだという。「自分史上最高のきれいさではなく、赤ちゃんの時より白い見たことのない白い歯も可能なんですよ」。リーズナブルな料金設定にした上、学割も設けた。

「えだぽよ住職」の思うところ

 崇興寺は開基353年目。江戸末期の干拓で川口の人が増え、寺が迎えられたことで川口村として認められたことから、寺の歴史は川口の歴史と重なる。川口小学校開校前は寺子屋として学びの場を提供し、夏祭りは今も季節の風物詩だ。そうした地域との関わりを大切に、慶樹さんの代からは土曜学校やサマーキャンプ、映画上映会なども企画。趣味のカメラをいかして、遺影撮影会も和やかに開催している。
 インスタグラムでは、福山の風景を発信。「えだぽよ住職」として、法話以外にも4年生の長男とゲーム系の配信をするユーチューバーでもある。平日にゲームでつながった不登校気味の子の話を聞くこともあるそうだ。「坊さんというのは暇でゆったりしているように思われないと」というのが持論で、「地域の方がお寺に行く機会が度々あり、住職の日常がわかる、というのが理想です。歴史という地盤の上に立たせてもらっているので、長くしっかり関わっていければと考えています」と先を見ている。

INTERVIEWEE DATA
メディカルホワイトニング HAKU(ハク)福山店
福山市川口町2-18−34 エトワールYUBUNSHA3 201号
https://whitening-haku.com/store/fukuyama/

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