INTERVIEWEE
本格台湾式刮痧 かっさ家
オーナー 山内 麻梨子 さん(33)
4月グランドオープン
「気になっていた〈かっさ〉サロンが近くにできた」「体験価格もリーズナブル!」。プレオープンのしらせに早くも話題の「かっさ家」。4月はオープン特別価格を企画し、予約受付も始まった。
オーナーの山内さんは、子育て中に頭痛、腰痛、背中の張りに悩んで色々な施術を試し、楽になったのが中国や台湾に伝わる自然療法の〈かっさ〉だったそう。「自分を助けてくれた施術を広めていこうと決めました」。台湾美容技芸発展協会で学び、技術合格証書を取得した。現地の家庭でセルフケアにもよく行われる療法で、近年は日本でも、テレビや雑誌などでリフトアップや痩身で取上げられる機会が増え、美容法のイメージでも知られる。
〈かっさ〉は、背中や肩の施術によって浮かぶ赤や紫の斑点〈かっさ痕〉を見ると、ガリガリと一気に強くこすると思われがちだが、実際は、滑らかな水牛のツノで3〜5㎝ずつ小刻みに軽くこすっていく。「痛気持ち良さがある程度の力加減ですね。ただ経絡という体の水道管やホースの働きをするところが詰まっているとコリコリして凹凸になっているのがわかります。ここはやや痛いかもしれませんが、流れを通していきます」と表現する。〈かっさ痕〉は顔にはできず、1週間程で消失するそうだ。
「MATCHまっちAKC(アクティブキッズキャンプ)」を主宰
山内さんはスノーボードバッジテスト(技術認定)1級認定、夏場の訓練にと始めたサップでもインストラクターをしているアクティブな女性。5年前に築75年の古民家を購入してリノベーションし移り住んだのも、御野陸上クラブで尊敬する監督、コーチに学びながら走りたいと考えたから。「かっさ家」は、この古民家の2階にある。
2022年7月から小学生を対象にキャンプやサップを体験する活動「MATCHまっちAKC」を主宰。公立保育所に勤務する保育士の職を辞して、学童保育や体験活動に関わってきた。
頑張るお母さんをサポート
保育への思いが消えたわけではない。「自分の理想とする保育所を開く」との想いを温め続けている。それは自然体験活動をいっぱい盛り込んだ、保育士にとっても働きやすい施設。「これを具体化するために今は保育士を休んで視野を広げている真っ最中。それに自分の家庭を犠牲にして我が子に後ろめたさを感じながら他のお子さんに接するのはよくないので、我が子としっかり関わる時間を持って、いつか保育に戻ります」。近いうちに、〈歩くまでの発達アドバイザー〉と〈歩いてからの発達アドバイザー〉の資格も取得予定で、今できることを積み重ねる。
今後も「常にアンテナを張って、気になったことはとにかくやってみます。追い求めて努力することが楽しいんです。目標はあってもゴールはないかも。根底にあるのは、子育てを頑張るお母さんをサポートしたい!という気持ちです」と展望している。
INTERVIEWEE DATA
本格台湾式刮痧 かっさ家(かっさや)
福山市神辺町上御領830-1
TEL:070-8903-6646