【異業種リレーの「わ」No.825】福山や尾道の食材で手作り ー ペルーのお母さんの味 ー

INTERVIEW No.825
D’KUSINA(デ・クシーナ)
オーナーシェフ ギセラ 安次嶺 さん(55)

ペルー料理のお店です

 「デ・クシーナ」は、2年前に松永駅北側にオープンしたペルー料理専門店です。それまでは高西町にあり、フィリピン料理とペルー料理のお店を友人と一緒にしていました。
 クシーナはスペイン語でキッチン、台所という意味です。私が家族に作って出すような安心のごはん、私が好きな料理をお客様に出しています。
 ぺルー料理を食べたことがありますか? 福山の近くで専門店はここだけですが、ペルーにも醤油があり、日本人に食べやすい味だと思います。それに昨年「世界のベストレストラン50」で、ペルーにあるレストラン「セントラル」が1位でした。世界的にも認められている味ですね。そこのシェフから料理やお店作りのアドバイスをもらい、いかしています。

名物料理や裏メニューも

 一番人気は「D’K オリジナルバーガー」。牛肉100%のパテにチーズやベーコン、トマト、レタス、スモークウィンナーなどをたっぷりはさんでいます。「アロス コン マリスコス」というパエリアのような料理も名物です。旨味がある赤唐辛子を使っていて、ムール貝やエビ、イカが入って、少しだけピリ辛です。インカコーラやクスコの地ビールもどうぞ。
 福山や尾道の人の食材を使って、その日の仕入れでもメニューを考えるので、裏メニューも多いです。「今日、何がある?」と聞いてください。おすすめのスープとか、紫トウモロコシのデザートなど〝ペルーのお母さんの手作り料理〟を楽しんでもらえます。
 初めて来るときは、入りにくいのかも。クシクシと名付けた店先のアルパカの置物の前を行ったり来たり。でも勇気を持って来てくれて嬉しかった。初めてペルー料理を食べた人が「美味しい」と言ってくれ、全部食べてくれたのも嬉しかったです。テイクアウトもありますので、気軽に寄ってください。

世界各地の人とつながる

 おじいさん、おばあさんが沖縄の人で、私はペルーで生まれ育ちました。初めて日本に来たのは19か20歳のとき。そのときは東京に1年ほど住み、そのあと夫と一緒に日本に来て25年になります。子どもも日本で生まれて、ずっと尾道や松永に住んでいます。日本はきれいで安心、みんなやさしい。お客さんと話をして、スペイン語でグラシアス(ありがとう)、オラ(こんにちは)と、声をかけてもらうことも増えました。私もありがとうと言いたいです。 イベントにも積極的に参加しています。最近では「ワールドフードコート〜世界の屋台大集合〜」や「まつながカープヂェー」にも出店しました。世界各国から来た仲間も頑張っているとわかります。松永は留学生も多い街なので色々な国の人が集まります。ネパール、インド、ベトナム、ブラジルなど、松永にいくと世界のグルメ旅行ができるような街になったらいいなと思います。

■ PROFILE
1969年生。ペルー出身。25年前に来日。10年前にフィリピンの友人と、フィリピン料理&ペルー料理店を高西町で立上げ、2022年にペルー料理専門店をオープン

■ SHOP DATA
D’KUSINA(デ・クシーナ)
広島県福山市今津町3-51
TEL:084-937-4227
Instagram @d_kusina_

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