【かんなべジンギスカン ラムの誘惑/中村 大輔】ー ジャンルの違う2店舗ともヘルシーー 天麩羅もジンギスカンも罪悪感なし

INTERVIEWEE
かんなべジンギスカン ラムの誘惑
オーナー 中村 大輔 さん(44)

ヘルシーをやみつきに

 「食べたい物を我慢するのって、嫌じゃないですか? 年だからとか、太るから、とか。美味しく、遠慮なくヘルシーに食べられるように、というのが私の中で大切な要素になっているんだと思います」。9月23日に、「天麩羅あぶらや」に続いて自身2店舗目となる「かんなべジンギスカン ラムの誘惑」をオープンしたばかりの中村さんは、ジャンルの違う2店舗の共通点をこう語る。

 ラムの誘惑は【ヘルシーをやみつきに】がコンセプト。「ラム肉は栄養が豊富で、Lーカルニチンもたくさん含まれているので、ダイエットをしたことがある人には馴染みがある成分かもしれないですね。食べる罪悪感がないでしょう?」。ラムの誘惑に負けてもOK、ということらしい。

 ジンギスカンかラムしゃぶか、好きなほうを選んで、モモやヒレなどの部位ごとに注文できるのも専門店ならでは。「ひと昔前は、ラム肉は臭い、固い、というイメージだったかもしれませんが、今は育て方や餌も変わりました。スライスも店内でしているので鮮度も保たれています。一度食べてみてください」。生ユッケやたたきでもいただける新鮮さだ。メニューには、炙りラム寿司、ラムカレーもあり、あれもこれも、が叶う店が誕生した。

天麩羅専門店で揚げながら

「ラムの誘惑」は主に信頼するスタッフたちに任せ、中村さんは湯野の「天麩羅あぶらや」のほうに居る。上質のトウモロコシ油、大豆油、パーム油の3種を独自ブレンドした油を使い、お客様の目の前で、自分の手で仕込みをした厳選素材を揚げていく。内海町田島に生まれ育ち、魚の目利きも得意とする中村さんだけに、瀬戸内の旬も取り入れており、ジュワッという音が変わるタイミングの見極めにもこだわった天麩羅は絶品と評判だ。

空港ホテルで修行を重ね、竹原と福山の料理屋などで20年以上磨た和食の腕は、ランチやコース料理でも堪能できる。「胃にもたれない、いくらでも食べたい天麩羅」と、ライブ感のある雰囲気も相まって、4年間で市内外に一気にファンが拡大した。

2店をハシゴできる距離、次は?

自慢の肉は宮崎牛。「私が吟味して仕入れています。甘みと旨味がしっかりあってやわらかく、ヘルシーな赤身も食べやすいですよ」。メニュー名で言うなら、サーロインの焼きすきや、ツラミのヤンニョムネギ巻きがオススメだそう。「どちらも本当に美味しくて。私が毎日食べたいくらいです。ぜひ新定番にしてください」。毎月のメニュー開発にも力を入れる。

美味しさと、肉質に対するリーズナブルな金額、過ごしやすい空間、そしてもうひとつ山口さんが大切にしているのがチームワーク。「私たち自身が楽しく働きながら、地域にしっかり根ざして、アフターコロナにも必要とされ愛される店を目指していきます。もっと知って利用してもらえたら嬉しいです」と話している。

INTERVIEWEE DATA
かんなべジンギスカン ラムの誘惑
福山市神辺町川北999-1
TEL:050-8884-8856

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