INTERVIEWEE
うさぎや 福山南店(うさぎや ふくやまみなみてん)
店長 山本 慎一郎 さん(47)
クラブン運営、文具の専門店
文具と言えば、うさぎや。倉敷・岡山で最も知られる1951年創業の文具の専門店うさぎやが、2017年秋、県外に初出店したのが福山南店。昨年7月から店長を務める山本さんは「ペットショップじゃないですよ。倉敷文具から改名したクラブンが運営する文具専門店です。オーナーが卯年で、誰からも愛されるよう願って名付けました。ちなみに私は年男」と笑顔で説明する。 子どもの鉛筆1本から10数万円はする高級文具、季節やテーマに沿った雑貨まで幅広く取扱い、その品揃えはまさに、〈期待感・わくわく感・満足感〉という同店コンセプトのとおり。「必ずお求めの商品と、何か新しい発見があり、要望にお応えできるよう努めています。スタッフも日々、専門知識を増やしています」。エフエムふくやま(第1・第3木曜日の朝)でも、こだわりの文具をスタッフが交代で紹介している。
オリジナルな企画を展開
ご当地マスキングテープをはじめとするオリジナル商品を展開し、毎週のように各種ワークショップやランドセルの選び方講座、コンサートといったイベントを開催する。また、文具店にしてカフェを併設しているのも大きな特徴。「気軽に入っていただき、家族でゆっくり眺めたり休憩したりして過ごしてもらえたら」。今月20日からは、ちょっと豪華なオリジナルシロップを含む11種のかき氷も始まり、季節を先取りしている。
人生とともに文具は生きる
倉敷生まれの山本さんは、この業界に関わって25年超になる。クラブンでの商品管理部門が長く、ここ10年は各店舗を担当し、お客様と直に接してきた。「生まれたときから最期まで近くにあり、実用性と楽しさの両面で寄り添ってくれるのが文具。人生とともに生きる文具は奥が深い」と改めて感じているそうだ。そして「お客様の思い出に残る文具店でありたいですね。幼い頃来ていたお客様が子ども連れで来て懐かしむことができるよう、末永く愛してもらえる店にしていきたい。福山では、そのスタートを切ったところだと思っています」。休日のゴルフのスイング練習でも「ブレない、一喜一憂しない」とメンタルを鍛えながら、将来を見通す。 ニックネームは、子どもたちに大人気のアニメを連想させる「クレヨン」。
INTERVIEWEE DATA
うさぎや 福山南店(うさぎや ふくやまみなみてん)
広島県福山市川口町4-20-17
TEL:084-999-8989