【株式会社Doa /枝廣 啓伸】ー 全ての人が運動に関わる環境を ー 脳を鍛えて運動能力アップ

INTERVIEWEE
株式会社Doa(ディーオーエー)
代表取締役 枝廣 啓伸 さん(34)

理学療法士が語る脳の重要性

 株式会社Doaは、運動学×脳科学の新感覚トレーニング教室を東川口、南蔵王、府中で展開する会社。関東圏から広がりを見せるプログラムを2022年に備後で初めて取り入れており、この秋、東手城でも教室が始まる。
 代表の枝廣さんは、理学療法士の資格を持ち、岡山の回復期リハビリテーション病院で7年間勤務した経験もある。「高2の時サッカーで膝の靭帯を損傷して、半年近くギプス生活でしたが、リハビリで競技復帰。その時お世話になったのが理学療法士で、身体を整える仕事を知りました」。2019年からフリーランスのパーソナルトレーナに転向。「回復、ボディメイク、パフォーマンス向上、減量…様々な要望、身体と向き合い、勉強を重ね治療をする中で、筋肉や関節の可動域など機能的な問題はないのに、うまく使えていない、脳との連携がうまくいっていない人が多いことに気づきました」。運動学と脳科学、脳トレをつなげていくため、働きながら学んで、会社を興した。

何万通りものトレーニングが可能

 核となるのは、ドイツでアスリートのパフォーマンス向上を目的に誕生した「ライフキネティック」。運動と知覚(視覚や聴覚)と認知力(認識力)を高めて脳のパフォーマンスを向上させ、反応速度や集中力、身体能力をを上げていく。4歳からおとな、プロアスリート、高齢者の介護予防まで幅広く実践できる。具体的には両手で1つずつ上げたお手玉を手をクロスしてキャッチしたり、床に置いたカラーフープ(輪)の指定の色だけを使ったり。「慣れた動きはルーティーンになり脳に刺激を与えません。刺激により情報処理能力を強化し、楽しく体を動かしながら難易度を上げ、脳を鍛えていきましょう」。
 他に、リズム感を高めることで、運動パフォーマンスを向上させる「スポーツリズムトレーニング」や、8色の光るボタンを用いて敏捷性や反射性を高めるトレーニングツール「プレイズポット」を組み合わせ、多彩なメニューを提供する。定期的に通う生徒には、結果を数字化してトレーニングの右肩上がりの成果を見えるようにもしてくれる。

今後の展開

 「Discover One‘s Abirity 」。頭文字が社名の由来だ。「誰もが持つ未開発の能力、可能性を見付けて扉を開く。ドアを絡めた意味を込めました」。笑顔で楽しみながらできるトレーニングに無限の可能性が秘められている。
 この秋には、公的な介護予防事業にも参入予定。「全ての人が、年齢や性別、障がいの有無も関係なく運動に携わってもらえる環境づくりをしていき、人の身体を最大限に使えるよう企画をしていきたいと考えています」。地元広島の各スポーツチームの試合観戦とお酒を日々のリセットに勢力的に取り組んでいる。

INTERVIEWEE DATA
株式会社Doa(ディーオーエー)
福山市東川口町4-11-16
TEL:090-2944-4719

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