【株式会社 夢石庵/森 真保】ー 「いつまでも、大豆でキレイ」ー 健やかな身体は、毎日の積み重ねから

INTERVIEWEE
株式会社 夢石庵(むせきあん)
代表取締役 森 真保 さん

身体の内と外からキレイに

 大豆食品専門の夢石庵代表・森さんは、スタジオM@mahoバレエスタジオも主宰。身体の内と外、両面からキレイと健康を生み出す2分野を率いる《顔》を持つ。 夢石庵は、教育者で書家の三谷興一さん(雅号・夢石)が25年前、喘息やアトピーで苦しむ子どもたちの健康に何ができるのかと考え、大豆製品を広めようと一念発起したのが創業のきっかけ。三谷さんが亡くなった後、娘の真保さんは、「ここでやめたら、私はこれから何を食べて自分の身体を作っていけばいいのだろう。自分のためにも自分でやらなくては」と考えたそうだ。長年、製造、販売、配送、経理、企画と網羅的に経験していたこともあって、2014年に遺志を継ぎ代表に。「《いつまでも、大豆でキレイ。》をモットーに、皆様の健康をサポートしたい」と取り組んでいる。

週1回の宅配、1日1杯の豆乳を

 移動販売車で週に1回、手作りの豆腐や豆乳、生湯葉や油揚げといった大豆製品を中心に、照り焼きチキンや里芋煮といった昔ながらのお惣菜も宅配するスタイル。「健康的な日常食のご提案です。ほとんどの商品は真空包装です。豆乳なら冷蔵庫で2週間保存できます。1日1杯の豆乳習慣を身に付けませんか?」と呼びかける。夢石庵豆乳はさらりと飲みやすく、保存料無添加。必要最低限の熱処理なので、常温保存は到底できないそうだが、厳選された大豆本来の旨味と栄養をしっかり保っている特別な豆乳になる。この豆乳を使ったパン、うどん、こんにゃく、クッキーなども開発した。

アートが育む心と身体

 スタジオMでは、3歳から80代までの幅広い年代が稽古中。「バレエの基礎が身に付くと、美しい身体や姿勢などにつながり、一生ものの大切な宝物になるはず。また、バレエは総合芸術なので、アートが心と身体を育んでくれます」と語る。森さんのバレエデビューは10歳。「6歳で心臓手術をして、やっとスポーツ解禁!の年です。それからは踊るのが楽しくて楽しくて」。高校卒業と同時に上京し、バレエ団やダンスカンパニーに所属して活動。国際的な評価の高い舞踏家・大野一雄氏の影響を受け、コンテンポラリーダンスにおいても「一輪の花みたいに」を胸に、独自のスタイルを確立した。
 20歳で福山に戻ってから現在まで、朝5時起床で工場入りする生活。夕方からのレッスン時や、スタジオに立つ瞬間は仕事のことを忘れ、気持ちをリセットする。「二足のわらじは無理だと言われたこともありますが、踊りという好きなことができるから、社長業もやっていけるのかも…。まずは踊る楽しさを伝えたいですね」。11月19日には、理事を務める舞踊・芸術振興会ひろしま主催の「バレエ・ダンスフェスティバル2021」(於リーデンローズ)に出演予定。現役ダンサーとしても自分を律し、追い込んでいる真っ最中だ。

INTERVIEWEE DATA
株式会社 夢石庵(むせきあん)
福山市曙町6-14-15
TEL:0120-974-177

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