INTERVIEW No.878
YOGA PILATES STUDIO fleurir(フルリール)
オーナー 島田 明由美 さん(38)
女性専用で活力を育む
女性専用の少人数制ヨガ&ピラティススタジオ〈フルリール〉を運営しています。フルリールとは「花開く」という意味。お花に水を与えるように、日々のケアを大事にしながら活力を育めますように。花は色やカタチ、育て方も様々ですが、どんなお花も美しい。そんな想いも込めています。
マタニティヨガや赤ちゃんと通える産後ピラティス(託児あり)等、環境や世代が変わっても自分を大切にする時間がもてるクラスを設けています。パーソナルレッスンでは、マシンピラティス(リフォーマータワー)を導入して運動が苦手な方からボディメイクまで対応。キッズルームも準備しました。
幼稚園教諭からヨガ主宰へ
ヨガとの出会いは20歳のとき。幼稚園教諭志望で進学したので、実習や授業で忙しい環境の中で「これなら続けられそう!」と思ったのがヨガでした。
卒業後は地元・福山に戻り、念願の幼稚園教諭として3年間勤務。3歳児や4歳児の担任を受け持ち、とても充実していましたが、一生懸命すぎて、カラダとココロが噛み合っていないことに気付きました。そのとき思い出したのがヨガ。再開すると心地よくなり、忙しい人にこそ必要、もっと学ぼうと考えました。
当時はまだ学びの場が少なく、ハワイ・カウアイ島へ留学。自然に囲まれて仙人のように暮らしながら、ヨガは単なる運動ではなく、暮らしに活きる智慧だと受けとめました。これが人生の転機になりました。
私が私になれる居場所
帰国後は、公民館でのヨガから始まり、デイサービスでの椅子ヨガ、地域の方に声をかけてもらった出張レッスンなど、さまざまな現場を経験しました。その後はヨガスタジオに勤務し、業務委託から社員、店長へとステップアップ。さらにフリーランスとして、スポーツクラブや宿泊施設で指導。約8年間リゾートホテル「ベラビスタ」で宿泊客向けのレッスンを担当し、多くのゲスト様との出会いから、心地の良い場所に身を預け、カラダを整えることの価値の大きさを実感しました。
しかしコロナ禍で、オンラインレッスンが続きました。生徒さんの顔を思い浮かべながら、直接会って呼吸を合わせ、、安心してもらえる居場所を作りたいと決意し、家族の協力も得てスタートできたのです。
これまでの職場で女性ならではの体や心の悩みを多く聞いてきたので、女性専用のスタジオにしました。回数券制や少人数制を取り入れ、安心して通える仕組みにしています。
女性は社会の肩書きや役割も多く、いつも誰かのために頑張り、自分のことが後回しになりがちです。フルリールは“私が私に戻れる場所”として、元気になりたい時も休みたい時も、生涯を通してお付き合いできるスタジオでありたいと思います。いくつになっても活き活きと花開く女性が増えていくことを願っています。
■ PROFILE
1986年福山市出身。幼稚園教諭、保育士を経て、ヨガインストラクターに。2023年、「fleurir」をオープンし、女性の心と体に寄り添う。PHIピラティスインストラクターでもある。
■ SHOP DATA
YOGA PILATES STUDIO fleurir(フルリール)
広島県福山市春日町6-14-20
公式LINE「studio fleurir」で検索