【広島工業大学/大谷 幸三】ー 最新の学びで将来につなぐ ー 企業や地域が必要とする学生に

INTERVIEWEE
広島工業大学(ひろしまこうぎょうだいがく)
情報学部 情報工学科
教授 大谷 幸三さん(50)

新しいことを追いかけた半世紀

情報技術を幅広く学んで市場動向を読み、ITビジネスを具現化できる学生が育つとして、全国屈指の就職率で脚光を浴びる広島工業大学。大谷さんは、その核とも言える情報工学科の教授で、センサ工学を専門とする工学博士。プログラミングやセンシングの授業を受け持つ。自身はスマホのフラッシュという身近な光の反射を利用して物体の3次元形状や研磨状態をAIで解析、すぐ結果を表示できるコンパクトな装置の研究開発を行なっている。

岡山県出身。岡山大学工学部情報工学科に進学。「新しいことがやりたいと進路選択しました。家にその当時としては珍しくパソコンがあり、今思えば影響を受けたのかも」。情報工学の専門教授はまだおらず、機械専門の先生に教わり、情報工学の大学院は五期生だった時代という。就職して鹿島の石油コンビナートで、24時間稼働を続ける制御機器のメンテナンスにあたった。2年後、岡大に戻らないかとの誘いで再び研究の道に入り、博士号を取得。後に広島工大に就職し21年になる。

“出口偏差値”アップ、就職にも有利

広島工大に就職して驚いたのは「私学の教育の手厚さ」だったという。「主要科目のフォロー授業が受けられる制度や、三者懇で進路の相談をするといったことなどです。大学生、高校生、中学生の親になった今なら保護者の方の思いも一層わかります」。

近年は文科省認定AIデータサイエンス教育を全学部全学科で行い(当初全国11校)、情報学部ではさらに上の即戦力的教育(中四国私大で2校)を展開する。「教育の中身が濃く、良い人材が育つカリキュラムで、東洋経済の就職ランキング全国13位というのも頷けます。卒業時の〝出口偏差値〟を調べられたら、うちは相当高い」と送り出す学生に自信を持つ。

オープンキャンパスで確かめて

工学は、役に立つものを生み出すのがやりがいだと大谷さんは語る。「地域や企業のニーズに応えられた時、その喜びは研究開発者にとっても大きなものです。私は教える側でもあるので、学生と価値観を共有できた時。“そうか! 君もそう思うか!”という瞬間も嬉しいです」。  この秋同大学には、ホールやラウンジのある講義棟に、カフェやコンビニ、Eスポーツ空間などを備えたエリアがオープン予定で、サークル活動も充実し、増えてきた理系女子にも居心地の良いキャンパスライフを約束する。「観光地や中心部へのアクセスもよく、学生たちはオフも満喫しているようです。私は休日は登山や釣りを楽しんでいます」。オープンキャンパスは7月16日と8月20日。「体験型の学科紹介や学食ランチ、女子生徒専用イベント他色々あってデパートのような雰囲気。ぜひ特設サイトから予約して、来てみてください」と呼びかける。

INTERVIEWEE DATA
広島工業大学(ひろしまこうぎょうだいがく)
広島市佐伯区三宅2-1-1
TEL:082-921-3121

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