【壱乃藏/林 倫男】ー レストラン・お弁当・カフェ ー 3つの壱乃藏に想いを込めて

INTERVIEWEE
壱乃藏(いちのくら)
代表取締役 林 倫男 さん(66)

独立、蔵を活かしたレストラン

井原市出身。24歳のときステーキ懐石で知られる株式会社 都へ就職。見習い、調理からスタートして16年在籍し、常務にまで登用された。「会社にとても感謝していたのですが、独立したいという夢と、家族と過ごす時間をもっと持ちたいとの願いがあり、退社を決めました」。店舗のイメージに合う物件を探し求めたとき、惹きつけられたのは元砂糖問屋の蔵。重厚で趣のある建物をリノベーションし、レストラン「ワインとあぶり焼き 壱乃藏」を開いたのは40歳のとき。その後、「お弁当・オードブル専門 グリル壱乃藏」をすぐ隣に、さらに多治米町にカフェ「自家焙煎珈琲 ICHI no KURA」をオープンし、店舗を拡大している。

メニューや目的の違う3つの壱乃蔵

接待やお祝い、法要など特別な日の来店が多いレストランでは、和牛とオマール海老をメインにした、和洋折衷のコース料理をお箸でいただけると人気。特定のブランド牛ではなく、その時に良い肉を仕入れるのが林さんのポリシー。7月からは期間限定でアワビのコースも登場するとともに、「ワイン好きのお客様にも、冒険をしてもらおう」と世界のビールフェア開催を予定する。お弁当事業は13年前から。見た目も豪華で冷めても美味しい和牛弁当は、大事な人や得意先への手土産にと求められる率が高いそう。カフェは「コーヒーの美味しさは、豆の鮮度が決め手になる。だったら自社で焙煎しようと始めました」。看板商品のだし巻き卵サンドや、林さんも大好きという生搾りモンブランも評判で、SNSでも話題だ。

「独立から26年を振り返ると、いいことと悪いこと、半分ずつかもしれませんね」と林さん。具体的には「自分の作った料理を喜んでもらって、いろんなお客様との出会いやつながりが財産になりました。反対に狂牛病やコロナなど、自分の力では、どうにもできないところで打撃を受けました。おかげ様で今、ようやく光が見えてきたように感じます」。秋口からは閉めていたBARの再開も考えている。

家族との時間を大切に、仕事に熱

月曜火曜定休、日曜は団体予約のみという営業日設定は、「自分も社員も家族との時間を大切にして、働く時は一生懸命。集中していい仕事を」という独立当時の思いを貫いてのこと。また、「6歳の孫といる時間が楽しいですね。じいじの作る料理が一番美味しいと言ってくれる」と頬を緩める。お客様側も、休みなら食事の日を変えるから、と言ってくださることもある、と感謝する。

「壱乃藏の名前には、私の最初の作品、という思いでつけた“壱”と、一番良い蔵が見つかった、という喜びを重ねています。初心を忘れずに積み重ね、可能なら飲食とは違う分野へも挑戦をしたいと考えています」と情熱を注いでいる。

INTERVIEWEE DATA
壱乃藏(いちのくら)
福山市東町1丁目2-10
TEL:084-926-6824

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