【Sogii 駅家店/木村 裕之】ー 美味しいパン、新しいパンをスタッフ全員で提供 ー 恩にこたえ感謝を忘れず、誠実に

INTERVIEWEE
Sogii 駅家店(そぎー えきやてん)
店長 木村 裕之 さん(48)

人生を変えた1人目との出会い

 駅家店、神辺店それぞれにオリジナルのパンがあり、両店とも大人気のソギー。木村さんは10年前、2号店の神辺店がオープンする際に駅家店店長として招かれた。今の職を選んだ経緯を、2人の恩人を振り返りつつ語った。
 木村さんの出身は富山県。大学から大阪に出て、イタリアンレストランでのアルバイトをきっかけに、コックという職業に強く憧れを抱くようになったという。親の反対を押し切ってレストランへ就職。そこで提供するパンを学ぼうと、国産小麦と天然酵母のパンで有名な「パラダイスアンドランチ」を訪ねたことが転機になった。「高木シェフと出会い、パンの世界の面白さに引き込まれてしまいました」。翌年、高木シェフを頼って転職した。このとき既に30歳。「遅いスタートでしたので、とにかく少しでも早く仕事を覚えたくて、会社の近所に引っ越しもして、時間を惜しんで頑張りました」。

2人目の恩人との出会い

 その甲斐あって5年後には、独立の希望が見えてきた。結婚を機に妻の故郷の福山に越してきたとき出会ったのが、ソギーのオーナー・細木氏。「彼は自分の夢を行動力と熱意でどんどん叶えていく、私にとって憧れの存在でした」。交流を深め、後に店長を引き受けた。「おかげで充実した毎日です。人生に転機をもたらしてくださった2人のシェフにとても感謝しています。その恩にこたえられるよう、これからも真面目に誠実に仕事をします」と後悔はない。

お客様へ感謝しながら90種

 住宅街にある駅家店では、幅広い年代の客層にあわせた1日90種ほどの菓子パン、惣菜パン、食事パンがバランスよく焼き上がり、次々に並べられている。オープン以来の看板商品《倉光トースト》は、文字通りトースト用の食パン。「4枚切が食べ応えがあり、カリッとした歯ごたえもいいです」。独特の食感にリピーターも多く、〝耳〟だけの販売もある。菓子パンでは《あんバターベーグル》や駅家だけの《もちもちドーナツ》が大人気。「新商品はスタッフがアイデアを出しています。社内審査は厳しいのですが、入社1年目でもチャンスがあり、自分の考えた商品が売り場に並ぶのはとても嬉しく、当社の良いところだと思います」。
木村さんは、「コロナの中でも、毎日お客様が店を訪れてくださる。本当に感謝の気持ちでいっぱい」と喜び「それにこたえられるようにスタッフ全員で美味しいパン、新しいパンを提供していきたいと思っています。これからもソギー駅家店をよろしくお願いします」と頭を下げた。
 趣味は店休日にパンの食べ歩きをすることと、水槽に淡水魚や水草を入れてレイアウトを楽しむアクアリウムを創ること。さらに「今の私の夢は、定年後に妻と二人で小さなカフェを開くことです」と未来に思いを馳せた。

INTERVIEWEE DATA
Sogii 駅家店(そぎー えきやてん)
広島県福山市駅家町倉光425-7
TEL:084-976-0987

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