【異業種リレーの「わ」No.717 】「着実に叶える自身の夢」

INTERVIEWEE No.717
鉄板居酒屋 小鉄(てっぱんいざかやこてつ)
店主 田邊 由紀夫 さん

飲食業一筋

 料理が好きで、高校時代から飲食店でアルバイトをしていました。その頃から自分の店を持ちたいと思っていて、卒業後すぐに「鬼嫁の台所」という鉄板料理店を出しました。
 残念ながらその店は1年半で閉めてしまったのですが、その後30歳で再び自分の店「鉄板家族 鬼鉄」を持つまで、広島市と福山市のお好み焼き店や、居酒屋の店長として働きました。
 私は、「福山一、料理を作るのが速い」と自負しているのですが、過去色々な店で腕を磨いてきた成果かもしれませんね。

憧れの地に出店

 昨年、「鉄板居酒屋 小鉄」を明治町にオープンさせました。「鬼鉄」は、郊外の新涯町で営業しているので、いつか飲食店が集中している中心部に出店したいと準備資金を貯めながら機会を待っていたんです。
 チャンスが訪れたのは、昨年9月。とある居酒屋が閉店すると知り、すぐに視察に行きました。まだ営業を続けておられるときに客として訪れ、2回目には、ここに入ると決めました。自分が理想としていたエリア、1人で回せる店の規模、これ以上ない物件でした。
 契約から開店までは約1ヶ月。外壁などの塗装を新しくした以外は、ほぼそのまま。新店オープンの告知は特別していませんが、前の居酒屋の常連さんが小鉄に変わっても覗いてくださったり、リピート客も徐々に増えたりと、まずまず順調な滑り出しができています。読みどおり、飲みに出たついでにふらりと寄ってもらえる、激戦区だからこその立地の良さを実感しています。

出会いと日々を大切に

 飲食業の醍醐味は、いろんな人に出会えることです。年齢や職業に関係なく人が集い、楽しく話せるのが居酒屋の魅力の一つです。今は、感染対策に気をつけながらの営業ですが、お客さんとのおしゃべりを思いっきり楽しめる日が来るのが待ち遠しいですね。
 仲良くなったお客さんとは、家族ぐるみで食事に行くこともあります。自分が好きな料理を仕事にでき、交友関係も広がっているので幸せですよ。
 小鉄は、鉄板料理を謳っていますが、おばんざいが人気です。毎日4〜5種類を並べるおばんざいは、ほとんど私の〝オリジナルメニュー〟。その日仕入れた良い材料を使って、チャチャッと作る日替わりの創作料理です。一応、メニュー表は用意していますが、「コレで一品作れる?」などのリクエストも大歓迎ですよ。
 新店舗を出したばかりですが、40歳までにラーメン店を構えるという目標も見据えています。何年も研究を重ねているラーメンは、私の自信作の一つでもあります。今の店でも出していますが、メニュー表に載せていないので、「大将、カレーラーメン!」と一声いただければ、喜んでお作りします。ぜひ召し上がってみてください。

■ PROFILE
1983年生、福山市出身。高校卒業後より、飲食業界一筋。お好み焼きの本場・広島市などで腕を磨き、2014年新涯町に「鉄板家族 鬼鉄」、2020年10月、「鉄板居酒屋 小鉄」を開店、現在に至る

■ SHOP DATA
鉄板居酒屋 小鉄(てっぱんいざかやこてつ)
広島県福山市明治町5-9
TEL:084-999-6650

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