【スポーツクラブ&サウナルネサンス福山 多治米/後 毅彦】ーITと人がつなぐ総合型クラブー 子どもからシニアの運動習慣

INTERVIEWEE
スポーツクラブ&サウナルネサンス福山 多治米
支配人 後 毅彦さん(44)

幅広い世代を支える

多治米町にあるスポーツクラブ&サウナ「ルネサンス福山多治米」。支配人を務める後さんは、その魅力を「ジム、プール、サウナを備えた総合型で、24時間営業という利便性。生後6か月からシニアまでの生涯水泳で、幅広い世代に利用いただけること」と語る。

ルネサンスが全国で初導入した「スマートスイミングレッスン」も、特徴的な取組みだ。自分の泳ぎをプールサイドのタブレットで確認でき、進級テスト時にはスマートフォンに動画が配信される仕組みを導入。SONYと共同開発されたこのシステムは、子どもの成長を家庭でも共有できるように工夫されており、AIによる自動編集でプライバシーにも配慮されている。

この取組みは、ジュニア層の支持を集める原動力となり、今夏は「福山多治米」からも、ジュニアオリンピックや全国大会へ出場する選手も誕生。全国的には、同クラブを擁するルネサンス所属選手の中から、世界で活躍する成田実生選手や池江璃花子選手が注目を集めている。

フロントでの挨拶を原点に

後さんは広島市出身。小学校3年から大学時代までサッカーに打ち込み、福岡教育大学で初等教育を専攻。「小学校の体育の先生を目指し学んだ経験が、今の仕事に生きています」と話す。

2005年にパートスタッフとしてルネサンスに関わり、2年後には正社員に。広島、東広島、大分と、主としてフロント業務に携わって経験を積み、前任地の大阪住之江からは支配人に。福山多治米に配属されて、3年目を迎えた。「挨拶を何より大切にしています。支配人になると管理業務が増えて現場であるフロントに立つ時間が減りがちですが、一番前に出て、一番大きな声で挨拶しています」と笑顔を見せる。シニア会員から「今日もいてくれるのね。元気をもらえるわ」と声をかけられたことが、何よりの喜びだという。

地域とともに、家族とともに

「トレーナーが寄り添うので、初心者の方にも安心して来ていただけるクラブです。運動やプールだけでなく、サウナで整っていただくのも歓迎です」と呼びかける。介護予防教室の講師として地域活動にも参加し、クラブ外での交流にも力を注いでいる。

現在、後さんは単身赴任中だが、休日には広島市の自宅に帰り、一人娘と過ごす時間を何よりの楽しみにしているそう。「父として過ごす時間が、自分自身のリフレッシュ。そこで得た力を、クラブのお客様にも還元していきたいです」と語った。

現場の声を大切に地域に根ざし、ITの先進的な導入と人とのふれあいを大切にする「ルネサンス福山多治米」。後さんの姿勢が、クラブの温かい雰囲気を支えている。

INTERVIEWEE DATA
スポーツクラブ&サウナルネサンス福山 多治米
福山市多治米町1-14-15
TEL:084-953-5333

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