【福山市経済環境局経済部 農林水産課/鈴木 明子】ー 野菜も魚も肉もワインも地産地消ー 身近で安心、産直市へGO!

INTERVIEWEE
福山市経済環境局経済部 農林水産課(ふくやましけいざいかんきょうぶ のうりんすいさんか)
地産地消推進協議会担当 鈴木 明子 さん

福山の地産地消品を100人に

 福山市農林水産課の鈴木さんは、地産地消のマスコットキャラクター「チッチ」で親しまれる福山市地産地消推進協議会の担当。「《ふくやま生まれ》を食べよう」と呼びかけながら、地産地消を推進する試食会や講演会の企画、レシピ集発行のほか、出前講座、産直市の生産者に農薬基準や感染症対策のアドバイス…と精力的に動く。「企画するポイントは、私だったら何をして欲しいか、です。サービスを受ける側の気持ちで考えています」。
 その“あったらいいな”から生まれたのが《GO!GO!ふくやま地産地消キャンペーン》。「コロナ禍でイベント以外にできる、産直市の応援をと考えました」。対象産直市で500円購入ごとにもらえるシールを集めて応募すると、抽選で100人に、市内産の野菜と果物のセットや、福山ご当地ワインセット、なかやま牧場神石牛、チッチグッズが当たるというもの。期間は10月1日〜31日。「産直市の野菜は安くて新鮮。内海町で漁師さんから直接魚を買える2ヶ所も対象です。身近な所でいいことがある企画です。こんな時期ですので、ぜひ地元を見つめ直してもらえたら」。

幼稚園教諭を経験、独自の視点

 鈴木さんは、チッチのような《ふくやま生まれ》でこそないが、3歳から福山に住んでいる《ふくやま育ち》。私立幼稚園で3年、公立幼稚園で14年教諭として勤めた後、教育委員会、中央図書館、生活安全推進課などを経て4年前から地産地消推進に携わる。
 いくつもの職場を経験してきた鈴木さんが「今も鮮明」と語る記憶は、幼稚園から本庁へ移った初日のこと。1階で部署案内のパネルを「こんなにたくさんの課が市民サービスに動いているんだな」と感慨深く眺めていると、今日はどちらへ行かれますか?と声をかけられたそうだ。職員です、と返事をしながら「幼稚園のように何を食べたか何時に寝たかまで知っているような間柄での仕事ではなく、初対面の人に対して、想像しながら対応する職場に来たんだ」と身が引き締まったという。とはいえ、幼稚園教諭の経験はどの職場でも強みとなり、独自のアイデアや幼児から大人まで幅広く響く視点が生かされている。

買いましょう! 売りませんか?

 「生産のほうにも興味を持ってもらえたら」と願う。産直市のニーズが年代を問わず右肩上がりの一方で、後継者や新たな生産者はそう多くない現状がある。「定年後に本格的に農業を始めたい人や家庭菜園でできた野菜を少しだけ出荷したい人なども、気軽にご連絡くださいね」と呼びかける。
 鈴木さんの公的な動きは、協議会の公式HP内にあるニュースや「チッチの日記」とも重なるのだが、「オフも産直市に出かけています」と言うから、もはや仕事を超えた欠かせない場所になっている。

INTERVIEWEE DATA
福山市経済環境局経済部 農林水産課(ふくやましけいざいかんきょうぶ のうりんすいさんか)
広島県福山市東桜町3-5
TEL:084-928-1031

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