INTERVIEW No.000
株式会社 L−Motion(エルモーション)
代表取締役 大賀 悠平 さん(34)
ずっと運動と健康に関わる
中学はソフトテニス部で中国大会に出場、高校では運動やトレーニングに関する授業もあり、学生時代から市営ジムにも通っていました。大学は体育教師をめざして大阪へ。ただそこで、教員免許が取得できても、正規採用までの期間の長さや倍率の高さを知り、方向転換をしました。
大阪に本社のあるミズノグループに所属が決まったのは20歳のとき。アルバイト、契約社員を経て正社員となり、28歳で独立するまでに、中四国エリアを中心にトレーナーとして指導にあたったほか、ショップ運営や子ども教室での指導、指導者育成担当もしていました。子どもの走り方教室や忍者教室などのイベント企画にも関わり、小学校の体育授業で指導にも通いました。
2018年1月に独立する直前は、地元福山に近い勤務先を希望し、笠岡体育館内トレーニングジムの施設運営責任者兼トレーナーを務めつつ、独立後も年度終わりの3月まではと、月の半分は契約していた小学校にも通いました。
目標設定から逆算して実行
パーソナルトレーニングジムLIFTは最初神辺でオープンし、後に天井が高く開放感のある今の場所に移転しました。以前は、1対1のトレーニングと言うとスポーツ選手や芸能人の特権のようなイメージもありましたが、今は目標を達成するための一つの選択肢として一般的になってきました。その中で一人一人の目標に向けて、安全で効果的なトレーニングを提供することはもちろん、コミュニケーションが大事な接客業だと思っています。そのため信頼関係を築く上で、まずは私のことを知ってもらい、気軽に話せるよう会話をすることを重要視しています。
20代から40代、50代の女性の比率が高いですね。目標設定は半年後か1年後に置き、ではそのために今はこれ、という逆算をして個別にアプローチを変えています。また、やり方を覚えたら家でも続けられるような、生涯の健康づくりの習慣化をめざしています。経営者としては、パーソナルを〝卒業〟した人が通える、普通のジム設立も目標の一つです。
健康面で「縁の下の力持ち」
昨年3月、南蔵王町に運動と遊びによる1対1の療育施設「ホップスアカデミー」を設立しました。こちらは施設準備に約2年かけ、現場から一歩引いてオーナー業に徹しています。信頼できる保育士、児童福祉士、理学療法士などのスタッフと思いを共有しながら運営しているところです。
また今年はそう遠くない場所に、放課後デイサービス事業所を開きます。人との関わりや社会を意識し、マナーが自然に身につく場所にと考えています。今後も「L(LIFT)ーmotion」の理念に基づき、、困っている人、目標のある人を支える、縁の下の力持ち的な存在として、健康につながる事業を展開していく予定です。
■ PROFILE
1989年生。福山市出身。MIZUNOジムフィットネストレーナー、育成担当、体育館責任者等を経て2018年にLIFT設立。2023年、南蔵王町に運動療育施設ホップスアカデミー開設。
■ SHOP DATA
株式会社 L−Motion(エルモーション)
福山市千田町3-65-11
パーソナルトレーニングジム LIFT
TEL:084-999-9705
https://www.pt-liftgym.com