【元祖豚丼屋 TONTON福山店/寺山 匡亮】ー 帯広名物豚丼、焼きたて提供 ー 食も人も魅力ある店づくり

INTERVIEWEE
元祖豚丼屋 TONTON福山店
副店長 寺山 匡亮 さん(30)

元祖豚丼、福山上陸1周年

北海道民に愛されてきた帯広名物・豚丼を中心に、全国にファンを広げるTONTON。福山上陸から今月で1周年になり、オープニングスタッフとして関わってきた寺山さんは、この春から副店長を務めている。また、岡山市内に今月2日に新店舗がオープンし、マネージャーが岡山入りしているため、寺山さんが責任者として福山の現場を切り盛りしている。
1番人気は厚切りのバラと、脂肪が少なめのロースの「ハーフ&ハーフ丼」。濃厚で甘辛い秘伝のタレは北海道で作られており、注文を受けてから網の上で1枚1枚タレを塗りながら炭火で香ばしく焼き上げる。「間違いなく美味しいですよ。毎日食べています」。カレーや唐揚げなど新メニューにも力を入れ、オリジナルの豚汁、サラダセットも始めた。「体に良いもの、野菜もしっかりとって。罪悪感なくバランス良く。健康志向ははずせない」とすすめる。また、ゆったり4卓ある座敷席を家族で有効に使ってもらえるよう、お子様メニュー(サイズ)も充実させてきた。

やってみる、働いて手に入れる

寺山さんの出身は大阪府。福山へは2年前に「彼女の実家が福山なので、一緒に暮らそうと思って」やって来た。「仕事は福山で決めよう!と思って。以前、北海道に住んでいたことがあり、帯広名物の豚丼に魅かれてここに決めました。最初は正直“主夫”をしながらゆっくり始めようくらいの気持ちでしたが、今はもう目一杯頑張っています」。
もともと仕事に関しては、興味を持ったら何でも自分でやってみるというスタンス。ファミレス、ラーメン屋、居酒屋、料亭、福祉施設の厨房にも入ってきた。飲食に限らず、工場の製造・検査ライン、パチンコ店フロア担当も経験。「欲しいものは働いて手に入れるというのが当たり前。高1のとき初めてのアルバイトでスーパーのレジ打ちをして、携帯の機種も利用料も自分で払っていました」。実際には中学の頃から家業の水道工事を手伝っていたという。「働くのが愉しみ。いつか両親と飲食店を持つという夢も持ち続けています」。

明るくアットホームな店づくり

店づくりのコンセプトは、明るく元気でフレンドリーを掲げるだけあって、いつもスタッフが元気良く迎えてくれる。「グループ店同士での交流や助け合いもあり、色々な職場を経験して来た自分がみても、すごくアットホームな職場です。お客様にも仲の良さが伝わっていると嬉しいですね。おかげさまで店舗拡大もあり、一緒に楽しく働ける仲間も募集しています」。
また、TONTON福山店はお1人様や家族連れ、年配のご夫婦も多いとのこと。「美味しいからまた来たよ、だけではなくて、私たちスタッフとしゃべりたいから、という要素があってもいいかなと。食プラス人を飲食店の魅力にしていきたい」と語っている。

INTERVIEWEE DATA
元祖豚丼屋 TONTON福山店
広島県福山市東深津町3-20-14
TEL/084-999-5133
ホームページ/https://www.butadon-tonton.jp/

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