芦田川にかかる草戸大橋(2代目)が、9月30日午後に開通。 初代草戸大橋は、1932年(昭和7年)に完成したもので、90年の役目を終えたことになる。 開通にあわせて交通を切り替え、新しい橋へとその役目をバトンタッチ。 9月24日に行われた渡り初めでは、 福山地区消防組合消防音楽隊が先導し、三世代家族のあとに一般参加者など約800人が続き、368mの橋を往復した。 往きは車道を、帰りは幅4mもある地元待望の広い歩道を歩き、橋の上からの景色を楽しんだりすぐ下に栄えた草戸千軒はこのあたりかしら?と眺めたり。 毎日この橋を渡って通学する小学6年生も「これまでは自転車とすれ違うときなど怖かったけど、今度は幅が広くて安心できる。川から離れすぎず魚も見える、空の鳥も見える、気持ちいい」と、とても嬉しそうだった。
渡り初めに先立って、光学区消防クラブ(BFC)の鼓笛演奏があり、テープカットが行われた。 渡り初めイベントを主催した光学区まちづくり推進委員会の花谷忠厚委員長は、「学区民一同嬉しく思っている。年度当初から企画し、これだけのイベントに拡大したのも地域の力」と開通と地域一丸となっての祝賀行事を行えると喜んだ。 初代は90年前に作られ、西と東、鞆をつなぐ重要な役割をになってきた。 「無くなるのは、さみしいことではあるが、価値のあること」と言い、初代草戸大橋の欄干の一部を後世に残す予定だという。
地元にとって2代目草戸大橋の価値は大きく3つ。 1.歩道が両側4mと近隣でも稀な広さとなり、ガードレールで車道と隔てられ、通学や歩行者の安全性が格段に高まる。 2.道路幅が広がり大型車のすれ違い時に渋滞することがなくなる。 3.洪水時の避難も、橋が高い位置にあり安心して利用できる。
式典会場には、工事の経過を示すパネルを掲示。
また、福山ー沼隈道路等の全体の完成図も示された。
開通おめでとうございます!
渡り初めイベントに来場された方の晴れやかな顔を拝見し、とても嬉しくなりました。
公共工事については、100%の地元の賛同をもって行われることはまずなく、多くの人の利益たのめに、貴重な土地を供出して立退いた方もあれば、車の音や排ガスを我慢せざるを得ない方もおられると思います。
無論、公害がひどくや業費がかさみすぎるような公共工事には声を上げなければなりませんが、様々な思いを乗り越えて、地元で喜びあえるところへ到達したというのは、花谷委員長も言われていましたが、「大きな地域力」に他ならないかと。特に堤防の上の道路や初代草戸大橋は道幅が狭く、悲しい事故も起きた場所ですから、安全への思いは最優先されたのではないかと拝察します。
地元民以外が多く使用する交通の要所です。私もよく通ります。思いを馳せながら一層安全運転に気をつけたいものです。
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