INTERVIEWEE
一般社団法人 福山Sports&Cultureコミュニティ
(いっぱんしゃだんほうじん ふくやますぽーつあんどかるちゃー こみゅにてぃー)
代表理事 福本 純 さん(42)
ジュニアをグランドスラムへ
全国小学生、全日本ジュニアを制し、柳川高校でインターハイ2位、近畿大学時代は大学王座4年連続優勝メンバー…。数々の輝かしい戦績を持つ福本さんの専門は、硬式テニス。実業団での3年間を最後に現役を引退した後は、テニス界における後進の指導とスポーツや文化関連のイベント企画に力を注いでいる。
大阪府出身の福本さんと福山との接点は、福山通運の関連施設でのテニス指導。その後、2013年に+J(プラスジェイ)テニススクール(大門校/新市校)を開校した。「ジュニアをグランドスラムへ。この夢を地方で実現すべく指導しています。子どもたちの成長を見届けたいと思ううちに根付いてしまいました」。福山は、コート料や予約面で利用しやすく「強くなるために都会に出る人は多いけれど、逆にコーチングの技術さえあれば、いい環境の地方こそ拠点になる」と考え、企業スポンサーも募りつつ力を入れる。
「エフピコアリーナふくやま」で
一般社団法人 福山スポーツ&カルチャー・コミュニティ(福山S&C)の代表理事でもある福本さん。スポーツクラブ ルネサンスとタッグを組んで、エフピコアリーナふくやまの事業委託コンペに参加。これが通り、クライミングウォール、トレーニングルーム、スタジオ等を使ったプログラムやイベントなどを担当している。
特にスタジオはコロナ禍で運用開始が遅れたが、温めてきたプログラムを秋から順次開始。換気や衛生面を考慮した最新設備と、幅広い年齢層を想定した多彩なプログラム、おそらくどこよりも気軽な金額の三拍子が揃っており、好評だ。2月からは子ども向けのプログラムもスタートする。3月には、アリーナロビーに八天堂のショップ、福山をPRするアンテナショップのオープンも予定している。
スポーツ・文化・交流の総合施設
テニスに特化しないスポーツ全体に目を向け、これまで福山でも様々なスポーツやものづくりを体験できるフェスタを開いてきた。今後は、同アリーナを会場に、ロビーコンサートやサークル活動のおしらせ掲示といった発信も積極的に行いたいと考えており、「スポーツ、文化、コミュニティにおいて、withコロナで可能なイベントを企画し、総合型施設のブランディングをしていきたい。限られたものを利活用し、施設の良さを伝えます」と力を注ぐ。目指すは「エフピコアリーナに行けば何かある。そう思ってもらえる施設。自分が体を動かしたり観客になったりするだけでなく、遊具で遊んだり、キッチンカーで買い物をして公園でくつろいだり、イベントがあったり。アミューズメントスポットですね」。
今はほぼ休みがない生活ながら「瀬戸内の自然を感じながら釣りをしたい。目標を達成してから」と充実感をにじませた。
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