【株式会社かべや/瀬尾 裕希】ー つながる感謝と喜びを感じながら ー 地域に根を張り、腕一本で正直に

INTERVIEWEE
株式会社かべや
代表 瀬尾 裕希さん(48)

日本一の壁職人と共に、誠実に20年

 今年6月30日に神辺町から駅家町万能倉へと移転オープンした「かべや」。瀬尾さんが28歳のとき、弟と2人で立ち上げた。「弟は壁職人として1年〝先輩〟。仕事の丁寧さもスピードも当時から日本一だと思ってきました」。周囲や師匠たちも認める腕前にリスペクトを示す瀬尾さん自身も、中学時代から家業の壁職人を手伝い、腕一本で誠実にやってきたスペシャリスト。その2人が心強いタッグを組んだ会社だ。
 かべやは、技術だけでなく社員の行儀、振る舞いも大切にする。施工現場で、トイレはできる?台所は?と依頼が増えていくこともしばしば。「営業らしい営業をしたことがなく、気付いたら今年20周年でした」とつながりにも感謝する。また、近年、外壁はサイディングという新建材が8割を占め、これをメーカーと直接取引、施工できるのは極めて稀なことで強み。現場へは自社の職人と瀬尾さんの所で修行・独立した、信頼できる職人と赴く。「建材の直接取引と、外注に出さないやり方で費用を抑え、その分をお客様に還元して喜んでもらえる」と自分も嬉しそう。

ショールームで地域に開かれた会社

 今回の本社移転ではショールームを設け、最新のキッチン、バスなどを据え付けてリフォームにも力を入れる。個人客を増やす狙いもあるが、地元のお客様の不利益を自分のことのように怒った経験が元になった。「受注専門業者が工事会社に丸投げして手数料や仲介料を稼ぐ、という手法が増えています。かつて当社も丸投げされたことがあり、その杜撰さに腹が立ち取引をやめました。地域のみなさんに、壁やリフォームの後悔をさせたくないんです」。また、「破格値は、大切な何かが省かれて安くなっているかも?と注意が必要。地域に根差す当社で、気軽に一度、費用や内容を見比べて」と訴える。
 そうした熱い思いで事業を拡張している真っ最中で、まじめにしっかり技術を習得し、お客様と誠実に向き合える仲間も増やしたいと呼びかけている。

オフの顔と地域貢献の顔も

 休日は妻と高1の娘、と中1の息子との食べ歩きや旅行が1番の楽しみ。また、自身は兄弟姉妹9人の次男として育ち、現在そのつながりだけで40人。「お盆に全員で集まる計画をしているところ」と実に家庭的な顔もみせる。
 地域では、4年前から福山商工会議所青年部に所属。今年は未来創造委員会委員長として小学生が模擬株式会社を創る「ジュニエコ」の運営にあたる。平成ライオンズクラブの活動にも熱心に参加する。リニューアルに際して多数の助言や〝おめでとう〟が届き、「これまで馬鹿正直に頑張ってきたのは間違ってなかったと実感しました。新たな拠点から、さらにいい仕事をリーズナブルに行い、幸せを広げていきたいと考えています」と喜びを噛み締めた。

INTERVIEWEE DATA
株式会社かべや
福山市駅家町万能倉1286-1
TEL:084-965-6335

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