INTERVIEW No.757
韓国セレクトショップ mariquita(マリキータ)141
オーナー 石井 真理子 さん(43)
“海外旅行したい”がきっかけ
韓国のレディースファッション、韓国製品を中心に輸入販売するセレクトショップ「mariquita141」を経営しています。もともと10代の頃から海外旅行が好きでした。会社員になってからも学生の時と変わらず、年に複数回は海外旅行をしていましたが、主婦になって子どもができるとそうはいかなくなりました。時間と費用の関係から距離が近いアジアが中心の旅行になりました。
そんな中、特に韓国にはまったきっかけは「食べ物」ですね。韓国ドラマなどで韓国料理を観て「美味しそうだな」とは思っていたのですが、実際現地で食べるとやっぱり美味しくて。当時から「堂々と韓国に行く」ことを仕事にできればいいなと思っていました。
“韓国”が仕事になる
「堂々と韓国旅行」するためには韓国に行ってアイテムを仕入れるセレクトショップが良いのではないかと前々から考えていました。下の子どもが小学生になって、少し手がかからなくなった4年前、思い切って月イチで店舗を借り、セレクトショップを始めました。商品は店舗スペースの関係で韓国のアクセサリーが中心。利益は出ていたのですが「洋服や靴も扱いたい」「もっと自分のペースで仕事をしたい」との思いがだんだんと強くなりました。その頃から少しずつ準備をし、2年前の2020年、東深津町の物件を改装し、オープンしました。
内装などは夫と夫の友だちが全て手がけてくれました。カウンターやテーブルも夫の手作りで、椅子やマットは家にあったものや貰ったもので揃えました。念願の洋服や靴の販売もでき、徐々に常連さんも増えました。今までは「ネットで買っていた」というお客様からは試着もできるし、お直しもしてもらえると喜ばれています。
「カッコイイ」韓国ゴルフウェアを日本中に広める
1年前にゴルフを始め、即ゴルフにはまってしまったのをきっかけに、最近はゴルフウェアの販売もしています。韓国のレディースゴルフウェアは身体のシルエットがはっきり出て「カッコイイ」のですが、ちょっと日本人の好みに合わないものが多いです。韓国の色々な業者から「丁度いい」ものを選ぶのは大変です。おかげさまで今のところ好評。小学生から80代まで幅広い年代の方にご購入いただいています。
常連さんと韓国ツアーに行くのが夢
2店舗目の出店も計画していますが、夢は常連さんと韓国ツアーに行くこと。常連さんには「私の趣味に付き合ってもらっているだけじゃないか」と思うこともしばしばあります。コロナで何年も韓国に行けていないので、この夢は早めに叶えたいですね。
実は私、韓国語がほとんどできないんです。でも、韓国へ行った時も、業者とやりとりをする時も、簡単な挨拶と電卓さえあれば何とかなります。「やる気」さえあればほとんどのことは何とかなるんですよ。
■ PROFILE
1978年生。福山市出身。大学卒業後、会社員生活を10年間経験。結婚・出産を機に会社員を辞め専業主婦に。9年間の主婦生活の後、2020年、韓国セレクトショップ「mariquita141」を東深津町にオープン
■ SHOP DATA
韓国セレクトショップ mariquita(マリキータ)141
HP:https://mariquita141.shopselect.net
Instagram:https://www.instagram.com/mariquita141