Vol.124 カリエールにて 臼歯関係を改善できた一例

矯正治療を成功へ導く最も重要なポイントは、上下の奥歯(臼歯)を正しい位置に並べることです。当たり前のことのようですが、実は一番厄介で、これをうまく治せる矯正医は何%いるのだろう?と思ってしまいます。
当院の一例をご紹介します。治療前、左側は上下の歯が山切りに噛み込み、非常にキレイな咬合状態を呈しています(アングルⅠ級)。右側は山切りに噛み込んでおらず、不良な咬合状態となっています(アングルⅡ級)。そのため前歯の正中のズレが生じています。
4番抜歯(写真1、2)にて治療を始めましたが、3段目の写真のスペースクローズ終了後も右側の咬合はアングルⅡ級のままで改善されていません。そこで、カリエールという臼歯関係の改善を目的に作られた器具を3か月間装着すると、左側と同様のアングルⅠ級関係を獲得できました。それに伴って上下の正中線も一致しました。
不良な臼歯関係を、いかに改善できるかが矯正治療の醍醐味であり、真のゴールです。常にそれを念頭において日々の診療に臨んでおります。

ふかつ歯科・矯正歯科

ふかつ歯科・矯正歯科フカツシカ・キョウセイシカ

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