【鶏そば 春木屋/在間 千絵】ー スープも飲み干したい鶏そばー「それが楽しくて」今日も仕込み中

INTERVIEWEE
鶏そば 春木屋(はるきや)
店主 在間 千絵 さん(50)

オリジナルの鶏づくし

春木屋の鶏そばは、国産鶏と鯛をベースにしたスープが特徴。いりこや椎茸などを加え、瀬戸内の塩で味を調えている。透き通った淡い黄金色で、コクと深みがありながら後味はすっきり。「だしの風味や甘味がきいている分、塩分は控えています。飲み干される常連さんもおられますよ」。営業中はもちろん、夕方の営業に備えた休憩中、閉店後も丁寧に仕込みをしている店主の在間さんにとって、嬉しい瞬間だ。このスープがなくなり次第、営業時間内でも店を閉める。
そば粉を配合した麵は、春木屋のために特別に作ってもらっているもの。「香りと食感の違いを感じてもらえたら嬉しいです」。チャーシューも鶏で、卓上の自家製鶏皮チップで香ばしさを加える〝味変〟も用意されている。さらに、ふわとろの親子丼も看板メニューの一つ。夜は鶏ミンチを詰めた鶏皮餃子がよく出るという鶏づくしを楽しめる。

オープンから丸2年

結婚後は子育てをしながら、家業の建築関係の現場や経理を手伝ってきた在間さん。子育てが少し落ち着いた40歳ごろ、業務用食品卸の会社に就職し、週末には居酒屋で働くようになった。「それが楽しくて」。そのまま居酒屋に入る時間が増え、やがて「いつかお店をやりたい」と思うようになり、和食や鉄板焼きの店でも経験を重ねた。
春木屋の前オーナーのもとでも約1年働いた後、縁あって店を譲り受け、味の工夫をしながらリニューアルオープンしたのが一昨年11月。「今まで、私の人生で関わり支えてくださった方々やお客様のおかげで、今、お店を出来ていること、一緒に店内で営業してくれるスタッフが居てくれることに感謝しています」と微笑む。

お客様のニーズと向き合いながら

来店者のニーズにも気を配る。「鶏そばも、たまご丼も、鶏唐揚げも、少しずつ食べたい方に」《満腹セットおひとり様用》を用意。「お母さんの麵をシェアするのもいいけれど、ポテトや唐揚げなど色々食べて欲しくて」と《お子様セット》もそろえる。夜は、夕食や飲み会の〆としての利用に加え、飲食店経験をいかした居酒屋メニューも増やしたとのことで、この店で飲むと食べるの“完結”も可能。「これからも、こぢんまり。ふと、春木屋に食べに行きたい、と思っていただける、何度も通ってくださるようなお店にしていきたいと思っています」。
双子の娘さんを含む3人の子育てを終え、今はお孫さんが6人。「店休日は孫に“遊んでもらう”のがほっとする時間です。ガチャガチャのラーメンやおでんシリーズを集めるのも楽しみ」。日々の店仕事と向き合いながら、穏やかな時間も大切にしている。

INTERVIEWEE DATA
鶏そば 春木屋(はるきや)
福山市曙町3丁目17-20
TEL:090-5768-5241

関連記事

Instagram更新中
Instagram更新中