【 Aroma RUB/宮澤 知子】ー 自然からの贈り物を取り入れて ー ハーブやアロマで家族、地域に活力

INTERVIEWEE
Aroma RUB(アロマ ラブ)
主宰・ナチュラルセラピスト 宮澤 知子さん(54)

母から子へと伝えたい

2009年、39歳のときにアロマスクールとトリートメントサロン、ショップを一体化した「アロマラブ」を立ち上げた宮澤さん。現在は、産婦人科の産後トリートメントプレゼント事業の委託を受けるほか、自社ハーブ園やオリジナル商品開発、1次産業と企業の橋渡し、6次産業プロデュース、雇用創出などを行う「ハーバルスタイル」の事業のひとつとして、アロマラブを運営している。

現在28歳を筆頭に娘3人を育ててきた宮澤さん。我が子のアレルギーが、アロマや自然療法を学び始めたきっかけという。「夏になると肌荒れがひどく、病院でもらう薬は年々強くなるのに結果が…。これはもう原因を見つけた方が早いと思って、人と何が違うのか、口に入れるものも、体に触れるものも環境も全部チェックしました。これ!って法則が見つかると、排除して要らないものを出すことで、何年も悩んだものが簡単に治っていったんです。ママ友もびっくりしていました」。こういうときにこんな症状が出る、そうなったらこのハーブを使うと良いといった、家ごとの体質や安全でゆっくりした改善方法は、どこで暮らしても大丈夫なように、母親から子どもに伝えていけたらという。

自然の恵みを受けた事業展開

そんな自身の経験から、欧州で薬草として伝わってきたハーブを学び、ハーブティーや石鹸をはじめ生活に取り入れやすい商品としても開発してきた。平家谷椿油搾油体験や鈴木の薔薇、観光収穫体験など地域とつながるイベントも企画。プレスシードと連携してスタートする「学びと体験ぷれこる」の教室は、宮澤さんが「一番得意な分野」というベビー&キッズ向け。アロマケアグッズ作りに加え、母親のストレスケアや身体に優しい暮らし方、子育て相談にものってくれる。

沼隈町下山南にある自社ハーブ農園「ホリスティック&ハーバルガーデンOSAKO」では、害獣や虫の忌避効果があるとされるハーブを植え、3年前から自然体験プログラムとして収穫体験を実施しているところ。補助金事業の採択も受け、今秋をめどに新店舗も建築中。「若い人が働きたくなるような、定年後でも働けるようなシニア雇用も創出していきたい」と年内法人化を目指し、生まれ育った地元への貢献にも尽力している。

10年後はもっと自然に密着して

人は自然から離れると不調や病気になる。いかに自然に密着して生きられるか、が宮澤さんの事業の共通テーマ。「医療に頼る場面ももちろんありますが、自然に戻ればリセットできることも多いものです。私は登山。多少の不調や悩みなら、降りた時にはスッキリして、元気になっているんですよ。自分のワクワクすることに従って、10年先はもっと自然に密着できるようチャレンジを続けたいですね」と語っている。

INTERVIEWEE DATA
Aroma RUB(アロマ ラブ)
福山市沖野上町6-9-31
TEL:084-921-5228

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