公民館長さん、学区のお宝を2つ教えてください!【駅家公民館】

INTERVIEWEE
駅家公民館/谷口 生子(いくこ)館長

1つ目のお宝は、地域に根ざした三大音頭です

リーデンローズで開かれたまちづくりイベントで小学生が駅家子ども音頭をの音頭を披露(2016年)

「駅家サッサカ」「福塩線音頭」「駅家子ども音頭」は駅家学区の三大音頭で、振り付けは学区内の日本舞踊家が考えたものです。
最も根付いているサッサカは夏祭りの名称にもなっています。馴染みの駅名が次々登場する福塩線音頭は、2014年のJR福塩線開業100周年記念イベントで総踊りが披露されたほどで、子ども音頭は古くから残っていた曲に、2012年、振り付けが加わりました。
駅家学区には遺跡のような形のある文化財がないため、子どもたちの心に“ふるさと”として残る文化をと、音頭にスポットを当ててきました。近年では、おとなに混じって小中学生や園児も踊るようになり、地域行事も活気づいています。

2つ目のお宝は、年齢問わず学べる「福山市北部市民大学」です

福山市北部市民大学は年齢、地域問わず、誰でも通うことのできる生涯学習の拠点です。書道、生け花、油絵、写真、園芸、演歌、パッチワークキルトなど様々な講座があり、基礎を学ぶ「普通科」と、よりブラッシュアップできる「研究科」に分かれています。
授業は基本的に月2回あり、1年間普通科に通った人は翌年は研究科へ移ります。両科修了後、再び普通科から始めることもできますが、卒業生が作ったサークルがたくさんあるので、そちらに仲間入りして趣味を謳歌する人が多いです。
今年度は25科目44クラスに、30~90代の1076人が通っています。うち駅家学区の人は148人で最多、市外からの受講生も31人います。こうした幅広い世代の人が同じ教室で学び合い、興味のあるものを通じてつながりを広げていくことができる貴重な学び舎です。

各科の修了生でつくるサークルも多数。北部市民センターを拠点に活動しています。写真科OBのサークル「福きたフォトクラブ」は自分たちが撮影した作品を見せ合い、意見を出し合って切磋琢磨している。

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