古典芸能保存会が 二上りおどりの出前授業

横、前、横、前、前、横、前。
 腰を屈めて児童が取り組んでいるのは、二上りおどりのステップ。

2月1日、草戸町の光小学校(岸本千香子校長)で、福山市古典芸能保存会の星野由幸会長(88歳)が、広島県無形民俗文化財にもなっている福山伝統の盆踊りの足運びを3年生65人に教えた。 社会科で昔のくらしや道具について学んでいる3年生の学びを深めるため、同校が初めて招いた。
 星野さんは、本来は両手に四ツ竹を持って打ち鳴らしながら踊ることを説明した上で、足の動きに絞って指導し、児童は、哀調を帯びた独特なメロディに合わせてゆっくり身体を動かした。
 名前の由来は、この旋律が主に三味線の二の糸(二上り)で演奏されていること、踊りはお盆の供養として江戸時代中期頃に始まったことなども伝えた星野さん。同校で新春の恒例行事となっているとんどについても掘り下げ、自身の記憶を織り交ぜながら福山とんどの歴史を語った。
 初めて踊った山本修平君は「屈んだ姿勢で長い時間踊るのは大変そうだけど、今度は竹を持って踊りたい」と興味がわいたようだった。

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