「御幸」が生まれて今年でちょうど80年。
その節目を祝う記念行事が「みゆきフェスタ」初日の10日、御幸町の御幸小学校で開かれ、町民たちの自慢をまとめた記念誌『みんなが選んだ「みゆき百選」』も発刊された。
御幸の地名は、80年前の1938年(昭和13年)に、深安郡上岩成村、下岩成村、森脇村、中津原村が合併して「御幸村」が発足したことに始まる。その8年前に、昭和天皇が陸軍特別大演習を統監するため行幸(御幸)があったことに由来して“御幸”と名付けられた。
式典で御幸学区まちづくり推進委員会の門井善敬会長は「先祖代々この地に関わる人から新たに居を構えた人まで、年数に違いはあれど御幸がふるさとであることは共通。80周年を機に絆をさらに深めていきたい」と挨拶し、長年まちづくり活動や福祉活動などに尽力してきた楢﨑勉さん・井上誠さん・北村剛志さん・山上サチ子さんと御幸音頭保存会・まぁ・どんな劇団を表彰した。
記念誌はB5判100ページ。御幸の歴史的背景をはじめ、地域住民で選んだ史跡や行事、文化などをエリアごとに、まちづくり推進委員会が編纂した。記念誌を早速購入した瀬川正明さん(81歳)は、「家に帰ってゆっくり読むのが楽しみ」と話していた。
1冊税込500円。御幸公民館(TEL:084-955-0392 )で販売。