公民館長さん、学区のお宝を2つ教えてください!【高島公民館】

INTERVIEWEE
高島公民館/占部 誠志館長

1つ目のお宝は、特産物「杏」と「たじり杏まつり」です

淡いピンク色の杏の花越しに望む穏やかな瀬戸内海。我が学区ならではの絶景を堪能できるのは早春です。 海に面した田尻町、すなわち高島学区は、西日本随一の杏の町です。今年2019年は、3月24日 (日)に27回目の「たじり杏まつり」が開催されます。

▲6月。町内の通りに立ち並ぶ杏の樹には、たくさんの実がついてきます。

300年以上前から町内で盛んに栽培されていた杏を、ふるさと再興の主役にしようと、町内有志がまつりを始めたのは1993年のこと。その後、町内会連合会なども加わり、まつりは盛大さを増しました。

 

▲梅雨時期に出荷される田尻の杏 

杏を加工した焼き菓子やせんべいを食べながら、町内一円に咲き誇る約3000本の杏を、まつり限定の杏船からも眺めていただきたいです。

暖冬だった今年は、いつもより蕾が膨らむのもはやく、来週辺りが見頃となりそうです。町を挙げておもてなしいたしますので、ご家族やお友達とご一緒にいらしてください。

2つ目のお宝は、農耕と漁労が集まった館「田尻民俗資料館」

1975年7月に「田尻民俗資料収蔵庫」として落成した館には、約2000点の民具がおさめられています。先人たちの勤労や人々のつながりを後世に伝えようと、1971年に町ぐるみで町内から集めたものが大半で、1976年には1022点が広島県の文化財に指定されました。

牛耕に使われた耕転機や馬鍬(まんが)、脱穀機、唐箕(とうみ)といった農耕機具とともに、長さ6m超の漁船、小魚を取るセセキアミ、夜堀りの灯りとして使われたヨボリテビなどの漁労機具も展示されています。

半農半漁で暮らしを立ててきた祖先の魂や汗のにじむ文化遺産です。これらを守り伝えて行くため、町民有志約100人で当番を決めて、年末年始を除く毎週日曜日に資料館を開けています。入館料は無料です。団体で平日の入館を希望される場合は、高島公民館TEL:084-956-0219へお問い合わせください。

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