カーテンや家具の取り付けから、お部屋全体のトータルコーディネートを手がける、宙 sora/トータルインテリア。
オーナーの金高さんが、提案からデザイン、施工までを手がけている。
今回は、セカンドハウスとしてのマンションリフォームをするにあたって一軒まるごとコーデイネートを依頼されたということで、取材に来させてもらった。
今回の施主様は、本宅を新築された時からのお客様で
いわゆるリピーターさんだ。
7月の初めに依頼を受けてから、約9ヶ月越しの完成だという。
奥様のこだわりがたくさんあって、それに合わせて金高さんがとことん提案!!
まずはリビング・ダイニングから。
インテリアをコーディネートする時、
「たくさんこだわりはあるんだけど、何から決めて良いかわからない」
そう悩む方は多い。
今回の施主様もそのひとりだった。
最初に決めるのは、ダイニングの家具。
新しい家具に合わせて他のインテリアを決めていくらしい。
ダイニングの家具は、奥様の“お気に入り”で決定。
温かみのある“木”のイメージを重視したいということで
それに合わせて、金高さんが、内装や壁、床、カーテン、照明などを提案する。
最初はとにかくたくさんサンプルをカタログと一緒に持って行って、
少しずつ、施主様の理想や好みを探っていくそう。
温かみのある木に合わせて、キッチンはウッドワンのスイージーを選択。
奥様が最初から決めていたブランドで、
全面白いウッドの無垢材のキッチンだ。
全体の雰囲気に合っていて、柔らかく、可愛らしい印象。
そのスイージーのキッチンに合わせて、ナチュラルテイストのタイルやカーテンを提案した。
小窓のレースや、アクセントになるライトが、さらに雰囲気を引き上げてくれる。
リビングのカーテンは、マナトレーディングと、レースはフェデポリマーブル。
かっこいいタッセルが特徴的。
カーテンを選択する際も、カタログだけではなく
大きなサンプルを取り寄せて、実際の質感も確かめてもらっているそう。
高級感のある質感。
そしてそれらに合わせた3種類のライトもお洒落にまとまっている。
キッチンから続く洗面室と浴室の廊下は、塩ビタイルを貼り合わせた床に。
普通のタイルよりも肌触りが柔らかなのが特徴なのだそう。
このタイルも、模様をどう出すか、金高さんが何度も試行錯誤しながら、奥様にラインで確認を取りながら決定した。
お洒落なトイレも、水回りのタイルをアクセントとして使い、
手洗いボールもカタログを見ながら決めていった。
小物は奥様自身が探してきたものが多い。
まさに、2人3脚で仕上げられた空間だ。
こちらは畳の和室。
「畳の部屋でくつろぎたい!」
「でも、THE和室という感じの和紙っぽい壁紙は嫌・・・」
そんな要望に合わせて、クロスはナチュラル系デザインに。
アクセントでクロスの貼り分けをして、空間が引き立つようにした。
奥様のもうひとつの要望が
「お洒落なシャンデリアを吊るしたい!」ということ。
リビングではシャンデリアを採用しなかったため、
寝室と子ども部屋にシャンデリアを。
寝室は、なかなか「コレ!」というクロスが見つからず、
時間をかけてやっと奥様の好みに辿り着いたのが
こちらのサンゲツのクロス。
上から下まで全て柄があるわけではなく、上部を無地にすることで
圧迫感がなく、程よい抜け感が感じられる空間に。
カーテンは、「可愛いボンボンをつけたい!」
ということで、五洋インテックスのこちらのカーテンに。
レースはマナトレーディング。
シルクとふわふわの異なる質感のボンボンがなんとも可愛らしい!
色とテイストもクロスに合わせて…
落ち着いた色合いだが、暗さを感じさせない。
そしてこちらが、子ども部屋だ。
「女の子だからお姫様のような部屋に。でもあまり派手にはなりすぎず…。色はピンクベースで」との要望から
金高さんが提案したのが
デザインクロスの貼り分けとギャザーの可愛いカーテン。
クロスはシンコールのもので、外国のおうちみたいなお洒落感!
壁にはピクチャーレールも。
マナトレーディングのレースと、五洋インテックスのカーテンはギャザーがとってもキュート。このギャザーの出し方も、金高さんの腕にかかっている。
タッセルはトーソーのもので、甘すぎない可愛さがある。
ひとつひとつ試行錯誤しながらやっと完成したマンションリフォーム。
それぞれの部屋に、施主さまの想いやコンセプトがあり、
そこに金高さんのアイディアと遊び心がプラスされ
奥様も「思い通りになって良かった!」
と満足のいく空間となった。
打ち合わせから完成までかなりの時間がかかったが、
宙 SORA/トータルインテリア の良いところは
金高さんが打ち合わせからサンプル紹介、デザイン、施工まで一貫して手がけるところ。
今回の施工は以前の本宅を新築工事した工務店さんが再び施工したので
金高さんも、現場に行き、職人さんに指示をしながら
その都度一緒に打ち合わせ内容やデザインの確認をしていた。
施工は“工務店に任せきり”ではなく、
金高さん自身が細かい指示と確認をしながら進めていったそう。
だからこそ「なんとなく思っていたのと違う」というような認識のズレはないし、
最後の最後まで金高さんが責任をもってコーディネートしてくれるのは安心。
今回は施主様、工務店さん、金高さんの3人4脚での全体の工事だったが、
カーテンだけ、とか電気だけ、
この部屋だけ など小さな施工も快く受けてくれる。
「オンリーワンの、センスの良い部屋をつくりたい」
そんな時は是非相談してみて。