INTERVIEW No.856
24 sweets shop 福山店
オーナー 安田 吉範 さん(34)
お取り寄せスイーツを1個から
24スイーツショップ福山店は、2023年11月に沖野上町にオープンし、若いカップルの来店や飲み会後の〝シメ〟のスイーツ需要を視野に、先月、入船町に移転したばかりです。
テレビやSNSなどで話題の映えるスイーツを中心に、全国各地の商品を1個から購入できます。個人でお取り寄せすると箱買いで送料もかかりますが、ここでは少しずつ楽しめるので、食べてみたかった!の願いをたくさん叶えられる「スイーツのテーマパーク」です。大きな冷凍庫8つに常時100種類以上を揃えているのは、FC店舗の中でもかなり多いほう。毎月の新商品も、スイーツ好きの私が選んでいます。
オープン以来、ダントツ人気は見た目もかわいい「ロールアイス」。「アサイーボール」も入荷後すぐ売切れます。広島の新進気鋭のパティシエが作る「スモアチョコレート」は、マシュマロをコーティングした伸びる系の新食感がおすすめです。
異業種への参入
本業として機械メンテナンス業「NEXSTER」を運営して9年目になります。これとは別に、無人業態の事業を何かやろうと志してたどり着いたのが24スイーツショップでした。広島に本社があり「楽しい空間を全国に!」という考え方に共感してFC加盟を決め、㍿トレンドラインを立ち上げました。
とは言ってもこれまで無縁の業界。24時間稼働が唯一、共通点と言えば共通点ですが…。マニュアルだけでは運営が難しく、先に加盟していた他のオーナーさんたちから地域性や人の動きの見方などを丁寧に教わり、横のつながりに助けられて形にしていきました。
店の雰囲気を作る内装をはじめ、商品の紹介や美味しい食べ方を書いたポップ、公式ライン運営も自力で行い、情報発信について学んだことは、自分の成長にもつながりました。
また、原価率が高い商売ですから、儲け重視というよりは、お客様も自分も楽しいというのが大事なところです。無人業態なのでお客様と直接お会いすることは少ないですが、インスタグラムで何度も紹介してもらう形でリピーターさんに気付けた時は嬉しかったです。
地域や学校とも連携して
新たに、無人カフェスペースを福山市内に企画中です。電源、Wi-Fi、電子レンジを置き、気軽に買えるスイーツを販売します。友人と立ち寄っておしゃべりしたり勉強したり。高校生の居場所になるような店があったらいいなと思ってきました。地域や学校の行事と連携し、イベントで盛り上げる企画も練っているところです。
今後も、業種にはとらわれず時代の流れに乗りながら、若い人たちのやる気につながっていくようなような事業を重ねて、夢を与えられる人になれたらと思い描いています。「先義後利」の精神で、やってみたいこと、喜ばれることを実現していきたい。未来は今の積み重ねですから。
■ PROFILE
1990年生まれ。福山市出身。(株)トレンドライン代表。2023年11月、沖野上町にFCオーナーとして24sweets shopをオープン。昨年12月に入船町へ移転、新たな構想も練る
■ SHOP DATA
24 sweets shop 福山店
広島県福山市入船町2-4-20 百軒堂1階
公式LINE「24スイーツショップ」
インスタ/24sweetsshop__fukuyama