INTERVIEW No.808
株式会社 Sun Next(サンネクスト)
代表取締役 外林 亮光 さん(37)
社歴は自分の職歴
サンネクストは、2012年1月に私が立ち上げた会社です。創業は旭町で、4年後に南蔵王町に移転しました。コロナ禍に始めたSNSマーケティング事業が、現在では売上げの大半を占めています。
創業当初は「無機EL」(超薄型のペーパーライト)や、自社開発アイテムを取扱っていました。イベント出展を中心に人脈が広がり、やがてイベント自体の運営を手がけるようになると、オリジナルグッズや販促物、広告制作と関連事業も増えていきました。
また、人気飲食店の唐揚げ専門店を小谷SAで5年間運営。盆も正月も休まず店頭に立ったのはいい思い出です。
SNSで盛り上げる
現在主力のSNSマーケティング分野への進出は2020年4月、最初の緊急事態宣言の時からです。情勢の回復を待つだけではまずいと思い、動画の撮影から編集、SNS発信を寝る間も惜しんで猛勉強。夏には、インスタやツイッターのコンテンツ作成からコメント返信、フォローバック、フォロワーへの「いいね」まで含めた運用代行のパッケージ化を完成させました。今では発信や売出し方のコンサルもしています。
運用企業はキャパに合わせながら増やし、現在35社のアカウントを任されています。その会社にいそうなキャラ、いわゆる〝中の人〟になりきって、雰囲気や言葉遣い、絵文字なども使い分けます。裏方で盛り上げる「ミスターX」的な存在ですね。スマホ1台あれば、どこでも出来る仕事も多いため、ご依頼は中国地方を中心に全国に波及しています。
人想いでタイムリーな存在
最近は、イベント事業も再び動き始めました。例えば鳥取県米子市の建材商社やガス屋関係の大型イベントの復活。米子は創業間もない時からご縁があり、妻の出身地でもあり一層強化している地域です。
アイデアは、SNSで広がったリアルな人脈と、常に追っているトレンドを組合せます。地域の二番煎じはダメ、早すぎてもダメ。お客様と、お客様のお客様の〝今〟に合う〝人想い〟でタイムリーな、ローカルトレンドに落とし込みます。
昔から0を1にするアイデアや、マルチタスクが得意なほうでしたが、今の仕事は、複数の会社の広報で情報収集しながら働かせてもらっているようなもの。ローカル視点で見れば負ける気がしません。SNSでは「月に5万円程度で外林君を雇っていると思えば超お買い得」なんてほめ方をされることもあり、毎日必死に取組んでいる結果で嬉しいです。
これからも企業さんや地域を陰で支えるミスターXとして、小回りの利く、ローカルで頭1つ抜けた存在を目指します。それがXをモチーフにした会社ロゴに込めた想いでもあるんです。今後も事業はトレンドに沿って様々に形を変えていくでしょうが、〝人想い〟の事業は揺らぐ事のない信念です。
■ PROFILE
1986年生。福山市出身。25歳でサンネクストを設立。
イベント企画・運営、販促・広告事業等を展開し、コロナ禍にSNSマーケティング事業へと主軸をシフトし、現在に至る。
■ SHOP DATA
株式会社 Sun Next(サンネクスト)
福山市南蔵王町6-1-36
℡.084-959-3170
公式ホームページ https://sunnext-3.jp