INTERVIEWEE
株式会社 ウェルホーム
宅地建物取引士 藤原 敦子 さん(38)
父とともに人と地域に寄り添う
福山市北部と府中市を中心に、「家計に優しい家づくり」を掲げるウェルホーム。1994年の創業以来、新築住宅(注文・分譲)の建築設計・販売、不動産(中古住宅・土地等)の売買・仲介、土地分譲、リフォームを手掛け、家族がのびのびと安心して暮らせるマイホームを手に入れたい人の力になってきた。
藤原さんは、父・小川兼幸代表が経営する同社へ11年前に入社。「父は、休日に家族と出かけた時でもよく現場に立ち寄り、オンオフなく仕事を気にかけていた姿を覚えています。そのスタイルは今も変わらず、連絡があればいつでも相談に乗っています。土地分譲の際も、地域の人たちが生活しやすいように道を広くしたり、周囲の家も日当たりが悪くならないようしたりと常に心がけています。私も、お客様や地域に寄り添う姿勢を受け継ぎたいと思っています」とその背中を追う。
自分を磨き経験を重ねながら
藤原さんは府中市の生まれ。小中高大で16年剣道に打ち込み三段を取得。「こつこつと努力を積み重ねる大切さを学びました」。下関の大学で経済学を専攻し、卒業後は山口県内で教育関係の仕事やサービス業に従事した。20代半ばを過ぎ、両親の元で会社を支えようと決意して帰郷し、2年で宅地建物取引士の資格を取得。結婚・出産を経て、建築士の資格取得へと意気込む。
先日、自身もマイホームの地鎮祭を終えたばかり。「老後を考えると、1階にベッドを置ける洋室が欲しい。和室も欲しい。でも敷地面積的に駐車場が狭くなる…。じゃあ、和室は三畳の小上がりにしてコンパクトに!という感じで進めています。“家は3回建ててみないと”と言われますよね。なので完璧にはならないでしょうが、この経験をお客様の家づくりにも活かしたいです」。
変わる〝マイホーム〟の家族構成
ここ10年で、家を建てる人の年齢層や家族構成の変化を感じるという藤原さん。「以前は20~30代の子育て中のご夫婦が圧倒的だったのですが、最近40代以上、独身の方も増えています」。家賃を払い続けても、その家は自分たちのものにならない、借家が古くなっても勝手にリフォームもできない、ならば思い切って購入しようと相談に来る人が増えているそうだ。さらに住宅性能や設備は、10~20年前に比べてもかなり進化しており、同社の新築住宅には、太陽光発電システムを搭載しているので、光熱費も軽減できる。
「この仕事を始める前は、不動産屋は土地や家を売るだけだと思っていました。今は、お客様の人生をプランニングする大切な仕事だと感じています。2年前に弟も一緒に働き始め、夫も休みの日は仕事を手伝ってくれます。子どもは両方の親がみてくれ、支えられながら働いています。今後も、お客様とその家族、地域の方々が幸せになれる家づくりを目指して頑張っていきたいと思います」と話している。
INTERVIEWEE DATA
株式会社 ウェルホーム
福山市駅家町法成寺138
TEL:084-972-7557