INTERVIEWEE
美と癒しのサロンAnge
カイロプラクター 松岡 昂平 さん (24)
元理学療法士がカイロプラクターに
理学療法士(PT)の資格を持つ松岡さんがカイロプラクターとして歩み始めたのは、健康を身体の内外から考えて患者さんと向き合う「美と癒しのサロン アンジュ」のオーナー、佐々木先生に感化されたからだという。「来院時の施術や運動療法だけではなく、家での栄養、体操、睡眠といった生活習慣も見直すことで、身体の内外からアプローチするのが理に適っていると思いました」。ちょうどPTの仕事が自分の理想とは違うと感じていた頃。「退院やリハビリ日数が決まっており、患者さんと寄り添い人生を支えたいと思っていてもそれは叶わないことで…」。勤めていた病院を辞め、転職か独立かを探っているタイミングだった。
佐々木先生に引き合わせてくれたのは、中学時代から交流があった、カイロプラクターの桑田年貴さんだった。神辺のエール施術院で院長を務め、佐々木さんと一緒に技術や指導法を広める活動もしている。松岡さんと桑田さんは仕事上でも意気投合し、松岡さんもカイロの技術を習得して、今年5月から活動を始めた。
悩みを解決し、予防医学にも貢献
10月に入ってからは、アンジュに拠点を移し、カイロプラクティックの施術をスタートした。「カイロはアメリカ発祥の脊椎や骨盤に着目した手技療法です。日本では医療行為ではありませんが、アメリカではドクターが行なっていて、予防医学にも貢献できると思います」。筋肉をゆるめた上で関節、骨を整えて可動域を増やし、歪みの根本に働きかけるそうだ。
施術にあたっては対話を大事にする松岡さん。「将来の不安を抱えた方が増えており、何年後、健康な身体だったらどんなことをしたいかと夢を描いてもらいます。痛みからの解放!年齢を重ねていくことで若返る!など、できる限りお客様と向き合いお手伝いをさせていただききます。ありがとう、と感謝されるのはやっぱり嬉しいです」。
個々にあわせた施術とアドバイス
そもそも誰かを元気にする仕事に就きたいと思ったのは、高校時代に野球の部活で肘をケガをして、入院・手術となった際にPTにお世話になり今も感謝しているから。吉備国際大学へ進み、人体について基礎から学んだ。
「最近では、歩いている人、座っている人、周りにいる人の体つきや動き方を見ていると“ここをこう変えたらもっと元気に活動できるのに”と声をかけたくなってしまいます。もちろんそんなことはできませんが、私の元に来られた患者さんには、一人一人の現状や希望、生活習慣に寄り添うオーダーメイドで向き合っています」。施術がないときは、アンジュ2号店の位置付けとなる多治米店(仮称)オープンの準備を進め、栄養や身体に関する書籍を読む日々。「地域の人全員を健康に!」をゴールに定める。
INTERVIEWEE DATA
美と癒しのサロンAnge
広島県福山市駅家町万能倉611-6
TEL:090-9060-8887