【異業種リレーの「わ」No.753 】特別な日に福山産デニム雑貨を

INTERVIEW No.753
office ROBE DE SETOUCHI(オフィス ローブ ド セトウチ)
代表 平田 真規 さん(46)

主力商品はデニムネクタイ

 昨年独立し、「office ROBE DE SETOUCHI」という会社を一人で立ち上げました。ブランド名も「ROBE DE SETOUCHI」で、福山のデニムメーカー、カイハラや山陽染工、篠原テキスタイルのデニム生地で服飾雑貨を企画製作しています。

 主力は、立ち上げと同時期に発売したネクタイです。福山市が11月に行ったデニム着用月間では市職員の方や企業に購入いただき、ビジネスの場でも使いやすい、話のきっかけになり商談がまとまったと好評でした。最近、要望の多かったネクタイのセミオーダーを開始。生地は濃紺、ブルー、ペイズリー柄等8種から、ステッチは好みの色が選べ、男性への贈り物として女性に人気です。3月から広島東洋カープ承認のターバンを市内量販店を中心に販売開始したので、こちらの売れ行きも楽しみですね。

 商品は、私が管理する通販サイトの他に、県内では福山天満屋内のFUKUYAMA MONO SHOP、ジ アウトレット広島内のSAKKA ZAKKAやおりづるタワーで販売。東京・銀座のアンテナショップTAUでも買えますよ。また、ふるさと納税返礼品としても選ばれています。

ブランド誕生のきっかけ

ブランドが誕生したのは、独立の4年前のことです。結婚式プロデュースや貸衣裳を手掛ける職場で、何か新郎新婦の手元に残るものを作りたいと企画がスタート。まずは、地元瀬戸内で産まれるものから作ると決め、会議を重ねました。
最終的にデニムのサッシュベルトと蝶ネクタイを作ったのですが、それには結婚式ならではの縁起が。デニムは花嫁が身に着けると幸せになれるという〝サムシングブルー〟に、ベルトとネクタイは〝結ぶ〟に由来。これらのコンセプトは、ブランド名にも織り交ぜてあります。

退職と独立

退職は独立の1年前で、きっかけは新型コロナウイルスの感染拡大。今後について会社と相談し、ROBE DE SETOUCHI事業の移管と、神社挙式のプロデュースを委託として継続することで円満退社しました。
もともと、工業高校から地元の製造メーカーに就職したほど、ものづくりが大好きなんです。再び原点とも言えるものづくりの現場に立ち、自分でミシンを踏み商品の製作も手がけているので理想の品質を追求できること、自分が思うペースで新商品の開発ができることは、独立したからこそ叶えられていることで、充実感ややりがい、楽しさを感じています。
会社が少しずつ成長できているのは、周りの人との繋がりがあるからこそ。地元の先輩に、イベントで知り合った同業者、貴重なアドバイスをくれ商品モデルも務めてくれる二人の娘、出店時やワークショップで直接いただくお客様の声が創作への励み。私が作る製品を身に付け愛用してくれる人のことを思い、今後も一針一針丁寧に製作をしていきます。

■ PROFILE
1976年生。福山市出身。高校卒業後、製造業、ブライダルプロデュース業に従事。退職後、1年の準備期間を経て、2021年7月「office ROBE DE SETOUCHI」を設立。デニム雑貨と神社挙式のプロデュースを手掛けている。

■ SHOP DATA
office ROBE DE SETOUCHI(オフィス ローブ ド セトウチ)
Instagram:@robe_de_setouchi

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