【有限会社 山陽不動産/ 大島 浩三】幸せを応援する仕事に熱意

INTERVIEWEE
有限会社 山陽不動産(ゆうげんがいしゃ さんようふどうさん)
役職 大島 浩三 さん(36)

山陽不動産で意欲的に

 山陽不動産に昨年、異業種から転職した大島さんは、「成長したい、もっと学んで自分を磨き高めたい」と仕事に意欲を燃やしている。尾道三原エリアを中心に担当し、同社が預かる物件のチラシのポスティングや、不動産会社を回って情報を集めることからスタート。「最初は顔見せと名刺交換だけですが、何度か通ううちに話をしてもらえるようになって」と手応えを感じている。
 契約書などの書類作成も手がけ始めた。必要な資料や書類、優先順位はお客様や物件によって違うため、先輩に聞きながら少しずつ間違いのないように進めている段階。「最初はわからなくて当たり前。できないことにぶつかったら、逆に、まだまだこれから!という意欲が湧いてきます。どんどん聞いて自分のものにしたいんです」。

多くの職歴をこの1点に注ぐ

 このバイタリティの源になっているのが、これまでたくさんの新しいものに挑戦してきた職歴かもしれない。3人兄弟の長男として生まれ、高校卒業後は、将来の安定した職を求めて専門学校へ進むが、反対に夢破れてアルバイト生活へ。「親には24歳まで好きなことをさせて欲しい。そのあとは定職に就くので、と期限を切って社会に飛び出しました」。衣料品販売、旅行会社、郵便局、食料品店、書籍小売店…時には掛け持ちしながら10近い業種でフリーター歴を重ねた。そして約束の24歳、JFE関連の製造会社で正社員になった。
 そこでの3交代制勤務を約10年間続けた頃、山陽不動産の角田副社長との出会いがあった。「何か自分が手がけた!という形に残るものを作ってみたいとも願っていたとき。不動産は未経験でしたが、会社の姿勢や新たな業種の面白さに魅かれました」と転職を決めた。入社してみて「自分がモノづくりをするというより、人の幸せのために役立つ仕事と感じさせてもらいました」とさらに増した熱意を1点に注いでいる。

大変なことも楽しめる自分に

 現在、物件の場所を下見するのが楽しみ。「自分がお客様の立場だったら?と常に考えて、いつか提案する側に立った時のために、幸せを応援するシミュレーションをするんです」。先輩や上司との飲みニケーションも好きで、積極的に参加してきた。
 今後は、宅建を取得して、契約から決済までこなすという具体的な目標を掲げる大島さん。「お客様と物件の持ち主様、双方へ情報を届けられるようになり、大変なことも含めて楽しめる自分になりたい」と語る。「少年ジャンプが大好き。36歳。独身。恋人募集中です」。臆せず語る明るさと意欲が光る。

INTERVIEWEE DATA
有限会社 山陽不動産(ゆうげんがいしゃ さんようふどうさん)
広島県福山市東町3-10-5
TEL:084-921-2778

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