よいよいころべえ
よいころべぇ
…コンコン
白いキツネのお面を頭に乗せ、顔にひげを描いてキツネ風の化粧をした子どもたち約90人が、草戸町の草戸稲荷神社を出発し、神輿を引いて、軽快なお囃子の声をあげた。
神職、巫女、武士、鉦かねの後に続いたこの子どもたちに加え、保護者もあわせて、総勢約200人の行列が、法音寺までの往復約1.2㎞を練った。
一説には、「良い転べ」と開運を祈る意味があると言われるこのお囃子は、5月の第2土曜と日曜に行なわれる「卯(う)之大祭」で2日間聞こえてくる。
行列は江戸時代に始まったと伝わり、戦争などの影響で一時期途絶えていたが、数十年前に、資料をもとに復活したとされる。
転校して来て初めて参加した小川結愛さん(光小6年)は「ちょっと恥ずかしかったけど、一緒に行事に参加できて楽しかった」と地域に仲間入り。
小土井真子さん(同)は「毎年参加していて、あって当たり前、無くてはならない大切な行事」と考えていた。
この日は参道に露店が並び、ふく引き大会も行なわれるなどして賑わっていた。