【光小】一緒に芦田川を きれいにする努力を

新聞を通じておとなに呼びかけたい

「ぼくたちの力だけでは何もできない。芦田川をきれいにするために、新聞でおとなの人に想いを発信させてもらえませんか」。芦田川について学んでいる光小学校(草戸町)の4年生から依頼があった。

光小学校は、教室の窓から眺められるくらい、福山市内で最も芦田川に近い学校。毎年4年生が総合的な学習の時間において、“芦田川博士になろう”をテーマに学びを深めている。
今年は69人が2学期から芦田川の現状を学び、川をきれいにする発信方法を、看板やポスター作り、ラジオ放送などの15班に分かれて考えてきた。
「ぷれすしーどで、おとなに訴えよう」と考えたのは、水田幸多郎君、森賀稜太君、金丸智史君、中谷翔太朗君の班。それぞれが次のようにこれまでの学習と想いを語った。

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―芦田川について学んで、わかったこと
【中谷君】国土交通省の人から話を聞かせてもらい、パックテストによる水質調査をしました。
これまで芦田川は上流から下流まで全部が汚いと思っていましたが、上流はきれいでだんだん汚くなっていると分かりました。

―どうして芦田川は汚れているのか
【金丸君】下水道整備が進んでいないところがあり、家庭からの生活排水や工場排水が流れ込んでいるから。テレビなど大きなゴミも捨てられています。昔より人口も増えました。

―これからどんな川になって欲しいか
【水田君】ゴミが少なくて、魚がいっぱいいる川。そして川の水の色も薄い、きれいな川になって欲しいです。

―どうしたら、川をきれいにできるだろう
【森賀君】ヨシ類は水をきれいにすると知りました。水生植物や沈水植物など自然の力を利用することができます。汚さないように呼びかけて、気をつけることも大切だと思います。

―おとなに呼びかけたいこと
【水田君】次の4つを考えました。
①台所の排水口にネットをかける。
②お皿の汚れをふきとって洗う。
③油は紙に染み込ませるか固めて捨てる。
④洗剤の使用量を減らしたり、適量を心がけたりする。
芦田川につながっている川でも、一緒に取り組んでほしいです。

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3学期には改めて結果をまとめ、次の取り組みにつなげる。

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