公民館長さん、学区のお宝を2つ教えてください!【 能登原公民館】

INTERVIEWEE
能登原公民館公民館/岡崎 憲二館長

1つ目のお宝は、圧巻!「能登原とんど」です

▲各地区のとんどが校庭で練り合う様は圧巻

華やかな梅飾りを頂いた高さ10mのとんど6基を、それぞれ手掛けた地区の大人たちが担ぎ、小学校の校庭でぶつけ合う。“暴れとんど”の異名を持つ伝統の「能登原とんど」は、福山市重要民俗文化財 にも指定されています。毎年1月第2日曜日14時から能登原小学校グラウンドで行なわれます。
土台は松と竹で組み合わせて作り、てっぺんの梅飾りで的と弓を表しています。これは、源平合戦の 戦場となった当地で、能登守教経が活躍した故事にあやかっているからです。また、放射状に広がる 飾りの中骨は必ず24本と決まっていて、閏年は1本増やす習わしです。内部は子どもが座れるように なっていて、ここに小学生が入って太鼓を叩いて士気を高めます。 学区内6地区(桜、白浜、立河内、下組、本谷、鞆路)でわが町のとんどを作り、地域を練り歩いた 後で校庭でぶつかり合い、また各地に戻って燃やします。その年の無病息災をみんなで祈るこの行事を、これからも守り継いでいきたいです。

2つ目のお宝は、映えスポットを集めた「能登原三十六景」です

阿伏兎岬にそびえる磐台寺観音堂に、瀬戸内海の夕景、水鏡が美しい騎路池の桜、能登原八幡神社の 参道に残る“弓掛松”の大きな根株など、学区内の美しい光景の数々です。

このポスターは、その光景をひとまとめにして2017年度に作りました。公民館では同じデザインのパネルも展示しています。子どもにもおとなにも、能登原の魅力を分かりやすく伝えることができます。

風景写真は、能登原のハイキング・ウォーキングコースのマップづくり(福山市キーワードモデル事 業)に活かそうと、学区内6地区から集めたものの一部です。どれもアートのように美しく、改めて地域の魅力を感じることができたので、こうした形で能登原のPRに活かすことにしました。高齢の方の同窓会でも話題になり、みんなで懐かしみながら故郷談義に花を咲かせたと聞いています。

なかでも素晴らしいのは能登原の夕日です。空と海をあかく染めながら、島をつなぐ内海大橋の真ん中にゆっくりと落ちていく様は本当に息をのむ美しさで、沈み切るまで目を奪われてしまいます。特に、秋の夕日は最高です。

三十六景が、どこのどの角度から撮影したものかを探しながら巡るのもきっと楽しいと思います。能 登原の魅力を知ってもらうことで、この地へ足を運んでくれる人、移り住んでくれる人が1人でも増えてくれたらと願っています。

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