【日創研 福山経営研究会/豊田 和之】ー 研究会も会社も大きな節目の年 ー 日創研 福山経営研究会 設立30年

INTERVIEWEE
日創研 福山経営研究会
会長 豊田 和之さん(42)

福山経営研究会の会長として

 日創研福山経営研究会は、福山の会社経営者や幹部が、日創研の研修で学んだ内容を地元で共有・実践しようと1995年に設立した団体。「共に学び共に栄える」の理念のもと、経営の学び、実践に励み、磨きあってきた。
 現在会長を務める豊田さんは、地吹町にある株式会社みらいの代表取締役。会長に就任して2年目になる。今年は「可能思考で良い会社を創る! 具体的に、明確に、肯定的に意思表示し行動するという基本方針を掲げています」と力を込めつつ、11月22日に県民文化センターふくやまで開く、設立30年特別記念事業を主導する。

「繋ぐ」をテーマに設立30年記念事業

 記念事業の開催テーマは「繋ぐ」。豊田さんたちは、会社の継続や次世代への継承、お客様の将来につながる、色々な「繋ぐ」を感じる会にしたいと考えており、記念講演の講師には、日創研の末武弘稔専務を迎える。「福山、尾道エリアを担当し、広島営業所長を経て本社幹部になった人物です。【可能思考で未来に繋ぐ〜原点に立ち返る〜】と題して、福山らしい話を織り交ぜながら語ってもらう予定にしています」。
 経営者や会員でなくても聴講可能で、(株)みらいや酒のマエダでチケットを購入できる。「どなたでもお気軽に講演を聞きに来てください。きっと自分の原点に立ち返り、主体的に生きるためのモチベーションが上がる1時間になると思います」と勧める。特に、福山経営研究会の設立に深く関わった中心メンバーのひとりに、同社先代で創設者の山崎齋三氏がいたという縁もあり、「自分の任期中に、記念事業を行なえることが嬉しい」と意気込む。

自身のプロフィールと会社の沿革

 豊田さんは尾道市の出身。誠之館高校を出て経済学部に進んだが、建築への思いを強くし、卒業後に改めて専門学校の建築デザイン学科で学んだ。建設会社に入社後、2009年に前述した先輩の山崎氏が独立して、(株)未来建築を立ち上げた際に入社。日々の業務にあたりながら一級建築士の資格を取得し、19年に代表取締役に就任した。「先代が独立する際には〝豊田がついて来るなら独立する〟と声をかけてもらい、周囲に〝豊田が一級建築士になる〟と試験前から告げるなど、いつも私を信じていただき、私もこれに応えようと頑張りました」。育ててもらった先代の墓参は、今も毎月欠かさないという。
 8月に、藤原厨機の事業を継承し、本社を地吹町に移転。給食、病院・介護施設等の大型調理施設の新設やメンテナンス、これにあわせた建築といった厨房建築事業への業務拡張に伴って、社名を(株)みらいへ変更した。自社も大きな節目にあたり「実際に食事をする人とは会うことのない仕事ですが、食文化を支える縁の下の力持ち的存在になりたい」と思い描いている。

INTERVIEWEE DATA
日創研 福山経営研究会
株式会社 みらい
福山市地吹町3-4
TEL:084-931-3511

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