「鞆てらす」7月30日オープン

まずは「鞆てらす」へ立ち寄ってから
7月30日オープン

常夜燈のように鞆を照らす施設に

公募により「鞆てらす」の愛称が付けられた、鞆町町並み保存拠点施設が、7月30日にオープンする。
場所は、鞆港や常夜燈、歴史民俗資料館からもほど近い、昔ながらの町並みが残る中心部にあり、明治時代の町屋を伝統的な技法で再生した1棟と新たな3棟をひと続きにした木造2階建(一部鉄骨造)。

1階は、3つの展示エリアで構成される。 「潮待ちの港」エリア 壁に高さ4m×幅5mのスクリーンを設置。床に同サイズのスクリーンをL字型につなげ、日本遺産、福山・鞆の浦の文化財・特産品など29の構成要素を立体的に紹介する、印象的な空間。2018年に日本遺産に認定された鞆の浦。文化財単体ではなく、貴重な伝統的建造物・町並みや歴史的港湾施設、特産品などの要素が盛り込まれたストーリーが認定されました。

「鞆と祭」エリア 鞆町を代表する祭り「チョウサイ」の山車の実物展示あり。町内の四季折々の祭りをディスプレーで検索できる。

「町並み保存」エリア

町並保存のエリアには、明治期の建物を昔ながらの方法で復元し、伝統的建造物の復原修理の方法が示され、木製遊具が置かれた。昔ながらの部材は年を経て色合いだが、新しいものを使った所は白木のような色合い。敢えて変えることで修復した部分とやり方を明確にしている。高い天井の梁にも注目。

2階には相談所 エレベーターで上がるこもできる2階は、主として住民と、将来の住民のための場所。空き家の利活用や伝統的建造物等の修理方法、補助金など住民向けの相談所が置かれる。2017年、鞆町の中心部8・6ヘクタールが国の重要伝統的建造物群保存地区に指定。現在262棟ある重伝建物の活かし方、残し方を相談できる。

休憩所もあり、軽食の持ち込み可能。ここに置かれた鞆関連の本や雑誌で情報収集もできる。

 

鞆町町並み保存拠点施設「鞆てらす」

福山市鞆町鞆812番地1

開館:9時~17時

休館:火曜(火曜日が祝日の場合 次の平日)、年末年始

問合せ:084ー982ー6760。

 

トロッコview

駐車場確保や車の離合が難しい、鞆中心部。そこにできた施設は駐車スペースこそないものの、トイレや休憩所があり、散策の足を休めることができる。観光客が情報を得て「ここから」出発はもちろん、「途中にここへ」もいいだろう。また、「ここでしめくくり」として次回、別の季節の祭や、回りきれなかった場所に思いを馳せて還ってもらう、というのも悪くない。住民と連携しながら運営していくとのことで、行政だけでは補いきれない深イ情報、ナマの声も発信できるだろう。ハード面は整った。「拠点」としての役割がどれだけ価値あるものにできるかは、地域と来訪者双方にかかっている。

関連記事