Vol.49 静脈瘤の成り立ちについて

Q. 静脈瘤の成り立ちについて教えて下さい。

A. 血管には「動脈」と「静脈」がありますが、心臓から出た新鮮な血液は、動脈を通って体の隅々に酸素や栄養分を運び、その後は静脈を経由して心臓に戻ります。血液が心臓へ戻ることを「静脈環流」といいますが、立っていると、足の静脈血は重力に逆らって心臓に向かって昇っていかなければなりません。このことが非常に負担になり、静脈瘤は人類が立ち上がって2本足で生活し始めた為に、足の進化が追いつかず、静脈瘤ができるようになったとされています。
 立っていると足の血液には重力がかかるので下の方へ戻ろうとします。この下への逆流をくい止めているのが静脈の内側にある弁です。断面でみると、弁は八の字型をしているため、上向きには血液が流れても、下へは流れない一方通行の流れを作っています(図参照)。
 多くの静脈瘤はこの逆流を防ぐ弁が壊れる為に発生します。弁が壊れてしまうと、静脈が心臓に戻れなくなり、足の下に逆流して鬱滞し、瘤のように膨らんできて静脈瘤になります。静脈血は、二酸化炭素などの老廃物を含んだ古い血液なので、それが滞ると、だるい、つる、むくむ、かゆい、痛い、などの不快な症状が出てきて、進行すると、難治性の皮膚炎、色素沈着、潰瘍形成など重症化することもあります。

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