【広島つけ麺 かず 福山入船町店/山本 龍文】ー 福山初出店の味で、飲食事業参入 ー 一番好きな「広島つけ麺 かず」を

INTERVIEWEE
広島つけ麺 かず 福山入船町店
オーナー 山本 龍文 さん(46)

待望の福山初出店は

  広島つけ麺ブームをけん引した人気店のひとつ、1997年創業の「広島つけ麺 かず」が今月19日、福山に開店した。広島市内にある本店(光町店)から、のれん分けの形で出店を決めた福山入船町店オーナーの山本さんは、15年以上、本店の常連客だった。「前職で営業をしていた関係で、中四国、特に広島・山口・岡山で、地元の人が勧める麺という麺は食べ尽くした、と言えるくらい食べ歩きました。その中で、どこよりもハマったのがココでした」。
 現在、運送業やアミューズメント関連事業を手がけるグローバルリンク株式会社を経営しながら、飲食事業への参入1店舗目になった。「好きなものを毎日食べたいと思ったのも、かずオープンの大きな理由ですが・・・」と笑いながら、「お客様に出すなら、自分が本当にいいと思った、自信のあるものにしようと思ったからです」と口元を引き締めた。
 かずとしては4店舗目になり、山本さんは本店の他に、五日市の店と神戸の店でも修行しており、新店舗で店長やマネージャーとともに店に立つことも多い。「25年の歴史がある、かずの名をいただいた。信用を預けてもらったからには、評判を落とさないようにオペレーションのほうも、より一層しっかりしないと」と重責も感じている。

秘伝の味に惚れ込んで

 山本さんをそこまで夢中にさせた味は、つけダレのうまさ。そして全てのバランスだそうだ。専用の熟成麺の上には、タップリの茹でキャベツとこだわりのチャーシューが乗り、これを醤油ベースの“秘伝”のつけダレにくぐらせていただく。辛さは、好みで選ぶことができ、辛み成分が全くない“0”なら黒い色をしているが、激辛の“10”になると、真っ赤に変わっているなど、見た目にも違うほど味の幅が広い。「私はいつも最後の一滴まで飲んで、旨みを味わっています。辛みが強いのが好きな方はむせやすいかと思うので、スープ(つけダレ)を噛むようにするのが、上手に喉を通すコツですよ」。

出会いに恵まれ、コツコツと

 出身は愛媛県。新田高校硬式野球部時代は投手として活躍し、県大会優勝に貢献。卒業後、広島の実業団に3年間在籍したのが、広島県との縁になる。営業や重役付の運転手、エリア統括などを経て独立し、現在に至る。「若い頃から、色々な人との出会いに恵まれたおかげで、なかなかできない経験をたくさんさせてもらいました。その中から自分にできることを見つけて、不器用ななりにもコツコツやった結果が今の自分です」。どんなにか努力もしたに違いないが、「何より、周りの人のおかげ」と感謝する。
 家でも9歳、8歳、4歳の子の父親として、「毎日が運動会みたいですよ」と忙しくも充実した様子。海外進出も見据えており「まだまだ仕事はこれから!」と自分を鼓舞しながら、妥協のない一歩を踏み出した。

INTERVIEWEE DATA
広島つけ麺 かず 福山入船町店
福山市入船町2-7-19 1階
TEL:084-999-2011

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