いよいよ、焼失前の姿がお目見え
福山城築城400年記念日の100日前にあたる、2022年5月20日、福山城天守の工事用足場の解体、撤去作業が始まった。
耐震補強工事と、全国唯一の北側鉄板張りの再現(福山大空襲で焼失後の再建時には再現されなかった)。そして、福山城博物館のリニューアルも兼ねた「令和の大普請」も、いよいよ大詰めだ。
上の階からぐるぐると螺旋を描くように撤去していき、早ければ6月20日には撤去が完了(7月上旬には遅くとも完了)とのこと。
新旧の棟板を屋根裏に
また、最上階(6階)の屋根裏に、再建時の棟札と今回新たに準備した、ひのきの棟札がおさめられ、その様子が報道に公開された。 棟板には、工事年月日や建築主が記されており、縦約190センチ、横約30センチで新旧の大きさを揃えた。 脚立を使って屋根裏に上げられ、置かれた様子は見えなかったが、新旧2つ並べて寝かせてあるという。 (ちなみに、どちらに頭を向けるかという方角は関係ないそうだ)
博物館の姿も徐々に
最上階にはエレベーターが設置され、外観は木目調。 すでに稼働していた。 今後、博物館内を整備し、お披露目をめざす。
記念の御城印
さらには、福山城博物館友の会による、記念の「御城印 」も発売された。通常、御城印は書き置きが多いが、 今回は、書家中川水勢さんによる金色の直書きで、書体も色々。数量限定。
他に季節限定品を含めたこんな御城印、武将印、藩主印も
福山城管理事務所(丸之内1丁目8-3)TEL084-922-2117
福山城博物館最上階は、エレベーターが中央を占める空間ですが、内装は明るい木目調に統一されています。以前は、自分の足で登ってくるしかなかったこの場所も、待望のエレベーター設置により、多くの人がより安全で利用しやすくなります。足場が完全に撤去されたとき、外側の眺めも内側からの景色も、これまでとはまた違った感動があるはず!
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